日鉄興和不動産は、物流施設「LOGIFRONT」シリーズを展開しており、10月2日に埼玉県越谷市において同シリーズ初となる危険物専用倉庫「LOGIFRONT越谷Ⅲ」を着工することを発表した。
同施設は、全4棟の平屋建て危険物専用倉庫で、総延床面積約1,454.96平方メートル（約440.17坪）、2024年6月末の竣工を予定しているとのことだ。
同施設は、現在稼働中の「LOGIFRONT越谷Ⅰ」「LOGIFRONT越谷Ⅱ」に併設し、国道16号線の内側、都心から25キロ圏内、東京外環自動車道「草加」ICから約6kmに位置。また、国道4号線へのアクセスも良好で道路の混雑状況に応じた配送ルートの選択が可能な立地となっている。
同プロジェクトは、近年物流業界においてニーズが高まりつつある「危険物専用倉庫」を整備する計画。一般倉庫では保管できない、アルコール類等の消防法上の危険物（第4類相当）を保管できる施設となっており、入居予定である東武運輸のニーズに沿った4棟平屋建てでの施設計画となっているという。
今後、日鉄興和不動産は、物流施設開発をベースとしつつも、多様化する顧客ニーズに対応するため、これまでの枠にとらわれない新たな産業に資する土地・建物（産業用不動産※）の開発についても積極的に取り組んでいくとのことだ。
■「LOGIFRONT越谷Ⅲ」計画概要
危険物専用倉庫、冷凍冷蔵倉庫、クレーン付倉庫、研究開発施設（R＆D）、流通加工倉庫、工場併設型倉庫、プロセスセンター、データセンター等、一連の産業活動をサポートする施設。
