紀伊國屋書店・カルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下、CCC)・日本出版販売(以下、日販)は、書店主導の出版流通改革の実現に向けて、共同出資会社「ブックセラーズ&カンパニー」を設立したことを発表した。

ブックセラーズ&カンパニー

■事業内容

(1)書店と出版社が販売・返品をコミットしながら仕入数を決定する、新たな直仕入スキームの実現
書店と出版社間の直接取引契約の締結を目指し、参画書店の代表として各出版社と交渉する。

(2)直接取引契約を締結した出版社様の商品に関する、参画書店の仕入業務を集約
3社が保有するシステムやインフラストラクチャー、単品販売データや書店員のノウハウ等を利活用しながら、販売機会の喪失を最小化する適正仕入と、適時適量かつ環境に優しい流通の実現を目指す。

(3)書店での購入者拡大や購入数増加を目指す
参画書店が共同実施する販売促進の企画や、共通アプリなども視野に入れた書店横断型のサービスを実現させて、読者の利便性向上に繋げる。

■経営体制

代表取締役会長:高井昌史氏(紀伊國屋書店代表取締役会長兼社長)
代表取締役社長:宮城剛高氏(紀伊國屋書店経営戦略室長)
取締役:内沢信介氏(CCC事業戦略室長、書店流通改革プロジェクトリーダー)
取締役:日野泰憲氏(日販マーケティング本部部長)
取締役(非常勤):近藤純哉氏(NIC代表取締役社長)

■新会社 概要

会社名:ブックセラーズ&カンパニー(英文商号BOOKSELLERS & CO.)
ウェブサイト:https://booksellers.co.jp/
設立日:2023年10月2日
本店所在地:東京都新宿区新宿三丁目17番7号
オフィス:東京都品川区上大崎2-15-19ビジネスエアポート目黒
資本金:5,000万円(資本準備金5,000万円)
出資比率:紀伊國屋書店40%、CCC30%、日販30%