アート集団チームラボは、石川県金沢市の金沢城公園で、夜の光のアート展「チームラボ 金沢城 光の祭」を2023年9月30日から開催すると発表した。

チームラボ《金沢城の石垣に住まう花と共に生きる動物たち》© チームラボ

この展示は、金沢城そのものがアート空間となり、金沢城のシンボルである「五十間長屋」の石垣や花々で形作られた動物たちが歩く作品や、風や雨、人々のふるまいによって永遠に変化する光の空間など、複数の作品が展示されるとのことだ。

特に注目されるのは、金沢城の石垣に住まう花と共に生きる動物たちという作品。五十間長屋の石垣と、誕生と死滅を繰り返す花々によって形作られており、季節ごとの花々が移ろいながら咲き、花々が散りすぎると、その動物は死んで消えていくという。

チームラボ《金沢城の石垣に住まう花と共に生きる動物たち》© チームラボ

また、光の卵形体は人に押されたり、風に吹かれたりして倒れると、立ち上がりながら光の色を変え、色特有の音色を響かせる作品も展示される。

この展示は、第38回国民文化祭 第23回全国障害者芸術・文化祭「いしかわ百万石文化祭2023」の一環として開催されるとのことで、会期は11月26日まで。

チームラボは「Digitized City」というアートプロジェクトを行っており、非物質的であるデジタルテクノロジーによって、建造物や場を物理的に変えることなく、場をそのままアート空間に変えるというプロジェクトを進めているとのことだ。