認定NPO法人国連WFP協会は、寄付キャンペーンとして「#ごちそうさまチャレンジ」を「食料ロスと廃棄に関する啓発の国際デー」である9月29日から10月31日まで実施することを発表した。
同キャンペーンは、「ごちそうさまポーズ」や食品ロス削減のアイディアを指定のハッシュタグをつけ、SNSに投稿すると、国連WFPの「学校給食支援」へ寄付されるというもの。昨年は、過去最高の11万6,188件の寄付対象アクションが集まり、29万5,680人分の学校給食を届けることができたという。
最新の「世界の食料安全保障と栄養の現状(SOFI)」国連報告書によると2022年に飢餓に直面した人は、最大7億8,300万人(世界人口の10人に1人)。新型コロナウイルス流行前の2019年から1億人以上増加し、その要因は新型コロナウイルスや度重なる気候危機の影響、ウクライナ戦争を含む各地での紛争だと言われている。
一方で、世界では食料生産量の3分の1が捨てられており、日本でも年に約523万トン(令和3年)が食品ロスとなっている。この量は、日本人1人当たり毎日茶碗一杯分のご飯を捨てているのと近い量であるとし、さらに国連WFPの2022年の食料支援量480万トンより多い量とのことだ。
同キャンペーンは、こうした「食品ロス」と「飢餓」という2つの食料問題への関心を促し、食品ロス削減の取り組みを通じて寄付ができるSNSキャンペーン。世界食料デー月間、また食品ロス削減月間である10月に、身近でできることから食品ロス削減に取り組み、途上国の子どもたちへの学校給食支援の輪を広げることを目指すとしている。
【キャンペーン概要】
- 開催期間:9月29日~10月31日
- 特設サイト:https://www.jawfp.org/worldfoodday2023/
- 参加方法:
<投稿で寄付>
ごちそうさまポーズや食品ロス削減の取り組みを、「#ごちそうさまチャレンジで飢餓をなくそう」を付けてSNS(X・Instagram・Facebook)に投稿すると、1投稿につき学校給食5人分(150円)が、協力企業・団体28社により国連WFPの「学校給食支援」に寄付される。
<拡散で寄付>
キャンペーンアンバサダーの投稿を拡散(リポスト・シェア)すると、1つの拡散につき学校給食3人分(90円)が寄付される。リポストする際は、投稿文に「#ごちそうさまチャレンジで飢餓をなくそう」を付け足すことが条件。
- キャンペーンアンバサダー:
杏氏/ÜSA氏(EXILE)/近藤しづか氏/冨田ただすけ氏(白ごはん.com)/高橋メアリージュン氏/はらぺこグリズリー氏/フォーリンデブはっしー/ふなっしー/マリウス葉氏/むにぐるめ氏/山本ゆり氏/リュウジ氏(五十音順)
- その他イベント:
<#ごちそうさまチャレンジコンテスト>
素敵な投稿をされた人に協力企業提供の賞品を贈る(各賞につき1名)
各賞:クレハ賞・明治賞・日清食品HD賞・ハウス食品賞
<寄付が2倍になる投稿>
①「NEWクレラップ」を使った食品の保存の様子を写真に撮って「#ラップでおいしく保存」付きで投稿
②明治の商品を最後まで食べ、その様子を「#明治食べきりスマイル」付きで投稿
- 協力企業:
<スペシャルサポーター >
クレハ/日清食品ホールディングス/明治ホールディングス
<特別協賛>
ハウス食品グループ本社
<協賛>
NOK/ニコン/ニチレイ/日本生活協同組合連合会/伊藤ハム米久ホールディングス/江崎グリコ/エスビー食品/カーギルジャパン/加藤産業/カルビー/キッコーマン/東京個別指導学院/日清シスコ/ハニューフーズ/富士通オプティカルコンポーネンツ/フジッコ/プリマハム/一般財団法人ベターホーム協会/ポンパドウル/三菱商事/モリサワ/森永製菓/Relo Hotels&Resorts
<パートナー>
有楽製菓