Meta、新しいAI機能を導入 スタンプ作成や画像編集、大阪なおみ氏モチーフなどのキャラクターAIも

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Metaは提供するアプリにおいて、新しいAI機能を導入することを発表した。

新機能については、以下の通り。

■AI スタンプ

チャットやストーリーズ用に、カスタマイズしたスタンプを簡単に生成できる。スタンプは、テキストを入力するだけで生成可能。10月から一部の英語圏の利用者に展開され、WhatsApp・Messenger・Instagram・Facebookストーリーズで利用できるとのことだ。

AIスタンプイメージ

■AIで画像編集

画像を変身させたり、友人とAI生成画像を共同作成したりすることが可能。Instagramの新しい2つのツールには、 RestyleとBackdropがある。

●Restyle
元の画像に、ビジュアルのイメージやスタイルなどの説明を入力することで、その説明内容に編集した画像をつくり出すことが可能。

Restyleイメージ

●Backdrop
画像のシーンや背景を変更する機能。「荘厳なオーロラの前にいる私」や「子犬に囲まれる私」のような指示ができ、説明した背景とメインの被写体を結合した画像つくることが可能。

Backdropイメージ

■プラットフォームやデバイスを通して使えるアシスタントMeta AI

Meta AIは、人に話すようにインタラクションできる新しいアシスタントAI。Instagram・Messenger・WhatsAppで利用でき、Ray-Ban MetaスマートグラスとMeta Quest 3にも導入される予定であるという。

Llama 2の技術と最新の大規模言語モデル研究(英文のみ)を活用したカスタムモデルを搭載。テキストベースのチャットでは、Bingとの検索パートナーシップを通じてリアルタイムの情報にアクセスし、画像生成ツールも提供するとのことだ。

Meta AIイメージ

■様々なキャラクターを持つAI

Meta AIの他にも、それぞれにストーリーのあるパーソナリティを持ったAIが28種類ある。これらのAIもInstagram・Messenger・WhatsAppでメッセージのやり取りが可能。

パーソナリティを持ったAIは、身近な人と話しているような感覚にするため、著名人やインフルエンサーと提携し、これらのAIを演じ体現してもらったという。

これらのパーソナリティを持ったAIのベータ版を、米国にて展開。今後、Bear Grylls氏・Chloe Kim氏・Josh Richards氏が演じる新キャラクターが追加される予定。

●パーソナリティを持ったAI例
Charli D’Amelio氏:ダンス好き、Coco役
Chris Paul氏:スウィングの練習につきあってくれるプロゴルファーのPerry役
Dwyane Wade氏:最高の自分になるためのモチベーションを高めてくれる鉄人トライアスロン選手、Victor役
Izzy Adesanyas氏:派手な総合格闘技の有望株、口先だけではなく言ったことを実践するLuiz役
Kendall Jenner氏:いつも率直な意見をくれる、何かあればいつでも飛んできてくれる心の友、Billie役
LaurDIY氏:一風変わったDIYとクラフトのエキスパートで、Z世代の心の友、Dylan役
MrBeast氏:いつも気にかけイジってくる兄貴分、Zach役
大坂なおみ氏:アニメに夢中な修行中のセーラー戦士、Tamika役
Paris Hilton氏:複雑な推理物語を解決する探偵、Amber役
Raven Ross氏:フィットネスと瞑想を両立させるワークアウトクラスの女王、Angie役
Roy Choi氏:料理のコツを教えてくれるベテランのスーシェフ、Max役
Sam Kerr氏:深呼吸のタイミングを教えてくれる自由奔放な友人、Sally役
Snoop Dogg氏:一緒に冒険を楽しめるDungeon Master役
Tom Brady氏:容赦ない軽妙なスポーツ論客、Bru役

パーソナリティを持ったAIイメージ

同社が発表したAI Studio では、Meta社外の人や企業もパーソナリティを持ったAIを構築できるようにする予定。

また、クリエイターにおいては、アプリ横断でバーチャルプレゼンスを広げていけるパーソナリティを持ったAIを作成できるようになる。クリエイターが承認し、直接コントロールするようなものを検討しているとのことだ。

さらに、自身でAIを作れるサンドボックスを来年リリース予定としている。

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