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緊張・イライラ・不眠などの神経症状に効く医薬品「アロパノールメディカルシリーズ」を製造・販売している全薬工業は、20~59歳の男女842人を対象に不眠・ストレスに関する調査を行い、その結果を公表した。
■ビジネスパーソンの約9割が日々の生活でストレスを感じている
同調査で、日々の生活でストレスを感じることはあるかと聞いたところ、「ストレスを感じる」と回答した人は88.6%、そのうち「大いに感じる」と回答した人は35.7%という結果に。多くの人が何らかの影響を受けて、ストレスを抱えていることが明らかになった。
■ビジネスパーソンの7割以上が「眠れない・寝付きが悪いと感じることがある」
続いて、日々の生活で眠れない、寝付きが悪いと感じることはあるかと聞いたところ、ビジネスパーソンの70.2%の人が「大いに感じる」「ときどき感じる」と回答した。
■不眠に悩む7割以上の人が日常生活に影響を感じている
不眠により日頃の生活に影響はあるかという問いに対して、「大いに感じる」「ときどき感じる」と回答した人は合わせて71.8%にのぼった。このことから、不眠は生活に影響を及ぼす因子であることが明らかになった。
また、具体的にどのような影響があるか聞くと、「疲れやすい」が69.9%、「眠気に襲われる」が65.2%、「集中力の低下」が57.2%、「イライラする」が55.3%という結果に。不眠による身体的影響や精神的な不調で悩んでいる人が多いことが示唆されるとしている。
■眠れない・寝付けない理由、6割以上が「人間関係など、精神的なストレス」、約3割は「仕事のプレッシャー」
どのようなときに眠れない・寝付きが悪いかという質問に対して、「人間関係など、精神的なストレスを感じるとき」と答えた人が65.5%おり、「プレゼンや重要な会議など、大きな仕事の前でプレッシャーを感じるとき」と答えた人も28.6%いることが判明。不眠の原因は、精神的なストレスが多いことがうかがえるという。
■約7割以上のビジネスパーソンが「眠れない、寝付きが悪い」と感じたことがあるのに対し、対処方法をとっていない人は3割以上
続いて、眠れない・寝つきが悪いときに実施している対処方法について聞いたところ、対処していない人は36.5%で、対処方法がわからない人も一定数いることが判明。
行っている対処方法は「ベッドや布団に入って目を閉じる」が27.6%と最も多く、簡易的な方法を試していることがわかった。
また、実施している対処方法で不眠は改善されたか聞くと、41.1%の人が「改善していない」と回答。
■理想の不眠対策は、半数近くが「簡単に取り入れられるもの」
理想の不眠対策方法を聞くと、48.5%と約半数近くの人が「簡単に取り入れられる方法」を選択。不眠を感じている人は多くいるが、身体への影響や費用面により、利便性や手軽さを求めていることがうかがえるとのことだ。
【調査概要】
調査名:「不眠や更年期に関する調査」
調査対象:20~59歳の男女有職者842人(男性:424人、女性:418人)
実施時期:7月24日~26日
調査方法:インターネット調査
調査主体:全薬工業
調査委託先:インテージ
<参考>
全薬工業「不眠や更年期に関する調査」