日本テレビ放送網(以下、日本テレビ)は、スタジオジブリの株式を取得し、子会社化することを発表した。9月21日に開催された取締役会で決議したという。日本テレビは、スタジオジブリの議決権の42.3%を所有することとなる。
日本テレビは、1985年に『風の谷のナウシカ』をテレビ初放送して以来、映画番組「金曜ロードショー」を通じてスタジオジブリ作品を放送し続けてきた。「魔女の宅急便」からは映画制作に出資したほか、2001年に開館した「三鷹の森ジブリ美術館」の設立を支援するなどしてきた。
今回の取得により、スタジオジブリをこれまで以上に支援し、日本テレビグループ全体の企業価値向上に資すると考えているとのことだ。
具体的には、日本テレビから役員が派遣され、スタジオジブリの経営をサポートするという。スタジオジブリは、今後もアニメーション映画の制作や、ジブリ美術館、ジブリパークの運営に専念していく予定だとしている。