Googleは、AI技術「Bard」の最新アップデートを公開したと発表した。

Google「Bard」、高性能モデルにアップデート

同アップデートにより、これまで英語で提供してきた機能をより多くの言語や国に拡大するほか、より役立つ回答を提供できるよう、BardをGoogleのアプリやサービスと統合(英語のみ対応)。

また、「Googleで検索」機能を改善し、回答をダブルチェックできるという。主なアップデート内容は以下のとおり。

多言語・多地域対応の拡大
Googleは、これまで英語のみで提供していた機能を日本語を含む40以上の言語および地域に拡大。これには、Googleレンズを利用した画像アップロード機能や画像を含めた回答の取得、Bardの回答の調整機能などが含まれる。またGoogleレンズを使って質問する:I/Oにおいて、GoogleレンズのBardへの導入が日本語でも利用可能に。

新しい回答カスタマイズオプション
Bardの回答の長さや口調を5つのオプション(短くする、長くする、シンプル、カジュアル、または専門的な表現にする)で変更可能に。

Bard Extensionsの公開
Bardとのコラボレーションを新しい方法で行うことができる「Bard Extensions」が英語で公開。これにより、GmailやGoogleドキュメント、GoogleドライブなどのGoogleツールを跨いで必要な情報を検索し表示可能となる。

回答の再確認と会話の共有機能の強化
Bardの「Googleで検索」機能が改善され、回答の再確認がより簡単に。また、Bardとの会話を公開リンクで共有し、他のユーザーとの深掘りした質問やアイデア出しを行うことも可能。

高性能モデルPaLM 2の導入
最新のアップデートにより、最も高性能なモデル「PaLM 2」が導入され、より直観的で想像力豊かなモデルのトレーニングが可能に。

詳細は、公式ブログや特設サイトで確認できるとのことだ。