AMPは、読者に対して、SDGs13「気候変動に具体的な対策を」に関する調査をアンケート形式にて実施した。
調査結果は以下の通り。
■8割以上が「気候変動」についての意識あり
「気候変動」についてどのような意識を持っているのかを調査したところ、最も多かったのは「以前から気候変動の必要性を感じている」で54.6%となった。
また、「なんとなく気になっている」は12.3%、「最近気になるようになった」は15.8%と、「気候変動」に対して何らかの意識を持つようになった人が8割以上となっている。
■地球温暖化による影響で一番気になるのは「洪水・豪雨」
続いて、気候変動を招く「地球温暖化」への意識を調査。地球温暖化による影響で一番気になることは「洪水・豪雨」で23.6%、次いで「食料不足」20.5%、「海面の上昇」18.3%と続いた。
地球温暖化が進むことで生じる問題は気温が上昇するだけではない。洪水や豪雨による被害は日本でも毎年問題になることもあり、身近に感じる危機として気になる人が多いのではないだろうか。
■「環境月間」を認知している人は3割。認知度向上に伸びしろあり
日本では6月が「環境月間」となっており、1か月にわたり全国で様々な取り組みが行われている。
この「環境月間」について認知度を調査したところ、環境月間を知っており普段より環境問題への意識が高まった・行動をしたと回答した人は7.7%、環境月間を知っており普段通りの意識や行動を行う人は20.3%、普段から環境問題に対する行動は行っていないものの環境月間を知っている人は5.8%となった。
環境月間を認知している人を合わせると33.8%となり、認知度は約3割にとどまる結果に。
しかし環境月間を知らずとも、企業や自治体の環境への取り組みが増えたと感じた人は41.9%と、4割の人が普段とは違う世間の動きに気付いていたことから、「環境月間」の認知度は今後増えていくのではないかと考えられる。
■気候変動や地球温暖化に対して取り組みたいこと
最後に、気候変動や地球温暖化に対して取り組みたいことを調査。
その結果、「無駄なゴミを出さない」が最多で21.2%となった。ほかにも「節電・節水を心がける」が17.9%、「リデュース、リユース、リペア、リサイクルへ取り組む」が16.9%、「環境に配慮した製品を選ぶ」が15.0%と上位に。
ゴミを出さない、繰り返し使う、製品やエネルギーの消費行動にも環境配慮の意識を持つなど、生活の中に取り入れられることは多い。
気候変動や地球温暖化へを問題視する人が増えているなかで、今後はライフスタイルに合わせ、できることから行動に移していく人も増えていくのではないだろうか。
【調査概要】
調査内容SDGs13「気候変動に具体的な対策を」における意識調査
調査期間:2023年6月27日~8月4日
調査対象:AMP読者