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Google for Startupsは、女性スタートアップ起業家によるAIを活用したサービスやプロダクト開発を支援することを目的にWomen Founders Fundを立ち上げたと発表した。
同プログラムは、日本、韓国、インドの女性起業家が設立したスタートアップを対象に7社採択し、各社に10万ドル(約1,400万円)の資金およびGoogleによる技術、組織運営など幅広い分野にわたるトレーニングや個別のメンターシップなどを提供し、参加企業のさらなる成長を支援するとのことだ。
8月より募集を開始し、多くの素晴らしい目標を持った女性起業家から応募があり、厳正な選考の結果、日本より同ファンドに2社のスタートアップが参加するとしている。
採択スタートアップ
■ ikura
ikuraは、世界中の旅行者が、個々の関心やテーマに合わせて、日本全国の場所情報を探索し、自分自身で情報を作成し、共有できるプラットフォーム。AIとユーザー生成コンテンツを組み合わせることで、旅行者に関連性の高い、カスタマイズされた日本の体験を提供するという。さらに、旅行者が地元のサービスを簡単に予約できるようにし、地元の事業者との円滑なコミュニケーションをサポートするとのことだ。
ikuraのプラットフォームを通じて、一人ひとりの旅行者に日本の魅力を自分らしいスタイルで発見・体験できる機会を提供し、旅行者と地元の事業を繋げ、地域と日本の経済に貢献し、より持続可能で意義のある新たな旅行の形を追求します。
■ Yuimedi
Yuimediは「データを通じて必要な医療を必要な患者さんへ届ける」をミッションに掲げ、医療データの分析をより正確かつ迅速にするデータクレンジングやデータセットの標準化といった、AIを活用し医療データの利活用を促進するプラットフォームを開発・提供している。
現在、医療データは、複雑な課題が絡み合いアクセスが非常に限られているという。Yuimediは、量と質を担保して簡便に医療データへアクセスできるインフラを整備・提供することで新しい治療法や新薬の開発に繋がり、一人でも多くの患者を救うことを目指すとしている。
Google for Startupsは、同ファンドを通じて、より良い社会の実現を目指す女性起業家がAIを活用した革新的なソリューションを展開できるよう、支援していくとのことだ。