横浜市、新たな消防本部庁舎が竣工 免震構造を採用し自然エネルギーなども活用 10月より供用開始

神奈川県横浜市は、2020年12月から進めていた旧保土ケ谷消防署跡地への新たな消防本部庁舎建設工事が竣工し、10月から供用を開始することを発表した。

新しい横浜市消防本部庁舎

新たな消防本部庁舎では、大規模災害発生時であっても消防機能の継続性を確保するため、免震構造を採用し、消防司令センターを一体的に整備したほか、緊急消防援助隊等と連携強化するため屋上にヘリコプターの飛行場外離着陸場(ヘリパッド)を整備。

また、横浜市の建築物環境配慮制度である「CASBEE(キャスビー)横浜」で最も評価の高いSランクになるよう建築物の省エネルギー対策、周辺の街並みとの調和、緑化対策などへの取り組みのほか、雨水の雑用水への利用や直射日光を遮りながらも室内に自然光を取り入れることができる「ライトシェルフ」を採用し、自然エネルギーを活用しているという。

なお、今後は現消防司令センターを新庁舎に移転後、改修工事を行い、緊急消防援助隊受援室等を整備するとし、市民をを対象として普段入ることができない消防本部庁舎の内覧会も開催するとのことだ。

内部いいmいめい

■概要

開庁日:
2023年10月10日
※消防司令センターは11月9日運用開始

新庁舎建物概要:
(1)所在地
横浜市保土ケ谷区川辺町2番地20
※上記番地は10月10日から適用

(2)構造および面積
・地上7階/地下1階/屋上(飛行場外離着陸場)
・1階柱頭部中間層免震構造
・建築面積約1,530平方メートル/延床面積約11,410平方メートル

■市民内覧会(事前申込制)

(1)日時
2023年10月1日10時から16時まで(最終受付:15時)
各回100名(先着順)、1時間毎スタート、計600名

(2)内容
免震装置、エントランス、本部運営室、執務室、消防司令センター等を見学

(3)申込方法
申込みは9月8日から24日まで
※横浜市電子申請・届出システムで受付け

詳細は横浜市HPより確認可能となっている。

モバイルバージョンを終了