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ネクストレベルが運営するミライのお仕事では、企業などで働く275名の男女に、コロナ禍前後の働き方の変化や満足度について調査を実施し、その結果を公表した。
■コロナ前後の働き方の推移 コロナ後はフル出社の割合が約4倍
同調査では、以下3つの時期に分けて働き方の変化を調べた。
・コロナ前(第1回の緊急事態宣言が発令された2020年4月より前)
・コロナ禍(2020年4月~2023年4月)
・コロナ後(新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行した2023年5月以降)
コロナ後は、フル出社している人の割合が全体の38.5%と、コロナ禍の時期と比べて約4倍に増加。コロナ前と比べると約半数にとどまっているものの、多くの企業がオフィス回帰の流れにあることがわかった。
一方、コロナ後も「ハイブリット勤務」をしている人の合計は46.2%と、コロナ後の働き方のなかでは最も多い結果に。コロナ禍を経て、出社と在宅勤務の両方のメリットを享受できるハイブリット勤務が働き方のメジャーになりつつあるといえるとのことだ。

■出社回数が増えるほど、働き方の満足度は低下傾向に
テレワークの働き方に「満足」と答えた人は、全体の78.6%だが、出社回数が増えるにつれて満足している人の割合は下がり、フル出社で「満足」と答えた人は33.3%にとどまる結果に。

■【フル出社】満足度を男女で比べると、女性は「不満」が多く、男性は「満足」が多い結果に
フル出社の場合の満足度を男女で比較すると、女性は、40.0%が「不満」と回答。その理由として「出社のための身支度の時間が無駄」という意見もあり、メイクなどの朝の支度時間がもったいないと感じている人が一定数いるよう。
一方、男性は40.9%がフル出社に「満足」と回答。「家で仕事をしていると妻や子供に暇だと思われてどこか連れて行けとか、あれこれやってと言われ、仕事の効率が非常に悪くなる」という意見も。

■【ハイブリット勤務】男女ともに過半数が満足している
ハイブリッド勤務の満足度を男性と女性で比べてみると、大きな差はなく、過半数以上の男女が「満足」と回答した。
その理由を聞くと、「出社しないとコミュニケーションが取れないし、在宅だとワークライフバランスが改善されるという観点から、ハイブリット出社はバランスが取れていてよい(男性)」、「子供がいるので学級閉鎖の度に休みを取らなければならなかったが、現在は在宅で対応できるようになったため(女性)」といった声があった。
業務効率を保ちながらワークライフバランスを整えることができるため、満足していると感じていることがうかがえる。

■【テレワーク】利便性に満足、一方で個人負担の環境構築が負担との声も
テレワークの満足度は、男女ともに高い結果に。
テレワークのメリットとして、時間や場所の自由が増え、人間関係や金銭面でのストレスが減った、と回答する人が多くいた。一方、家庭で快適な執務環境を整えるのが難しいといったデメリットを上げる人もいた。

【調査概要】
調査対象:コロナ禍でテレワークの経験がある会社勤め・オフィスワークの男女275名
調査母数:男性162名 女性113名
調査期間:8月10日~18日
調査方法:インターネット調査
調査実施主体:ミライのお仕事
調査機関:ネクストレベル
<参考>
ミライのお仕事「アフターコロナの働き方調査!フル出社が4倍に増加し、満足度は低下傾向に!」