豊中市は、こども政策の充実・強化に、今後5年間で約100億円の集中投資を行うと発表した。

子育てに対する経済的・精神的な不安感が高まるなか、少子化は極めて深刻な状況となっている。こうした状況を受け、「こども政策の充実・強化」を来年度の経営戦略において、重点政策に位置付け、地域の活性化・発展戦略として「子育てしやすさNO.1」をめざし、計画的に取り組みを進めていくという。

主な実施内容は以下。

●「小1の壁」の解消
・子育てサービスの利用料を支援
・放課後こどもクラブでの、英語などの習い事・預かり時間延長・休日預かりの実施

●よりハイレベルな教育
・AIドリル・教育ダッシュボードによる府内NO.1の教育DXの実現
・不登校特例校の設置
・ドリルなどの副教材費・修学旅行費などの無償化

●子ども・子育てをまるごと支援
・子どもの居場所の大幅増、病児保育の増設
・家事・育児支援などの子育て支援サービスの質・量・種別の大幅増
・きょうだい同園入所の推進      など

◎プロジェクトによる施策立案と財源創出
実施する具体的な取り組みについては、「暮らしやすさ向上プロジェクト」を、令和4年9月に立ち上げ、集中的に検討してきたという。取り組みに必要となる財源については、既存事務事業の見直しなど「創る改革」により創出していくとのことだ。