バイアンドホールドは、ミレニアル世代を対象に、NISA口座の開設状況や新しいNISA制度に対する意識を探るためにアンケート調査を実施し、結果を公表した。
■約3割がNISA口座を開設
初めに全員に対し「現在、NISA口座(つみたてNISA、一般NISA)を開設しているか」と質問をした結果、29%の人が「開設している」、71%の人が「開設していない」と回答した。
■「併用する」が40パーセント
次に前設問でNISA口座を「開設している」と回答した872人に対し、「2024年から始まる新しいNISA制度では『つみたて投資枠(現つみたてNISA)』と『成長投資枠(現一般NISA)』の併用が可能になるが、どのように対応するか」と質問したところ、「併用する」が40%で最も多くの回答を集めた。
次に多かったのは30%の「未定」、さらに26%の「つみたて投資枠のみ利用」が続く。「成長投資枠のみ利用」との回答は4%となった。
■約5割が新制度で投資額を「増やす」と回答
続いて、「新制度では年間の投資可能額が『つみたて投資枠』は120万円(従来は40万円)、『成長投資枠』は240万円(従来は120万円)に増額されるが、今後NISAを利用した投資額を増やすか」と尋ねたところ、「増やす」との回答が49%でトップとなった。次いで「未定」が33%、「増やさない」が18%で続いている。
■新制度の魅力は「非課税保有期間の無期限化」と過半数が回答
「新制度の特徴のうち特に魅力に感じるもの」に関して、5つの選択肢から回答を選んでもらったところ、「非課税保有期間の無期限化」が55%で過半数の回答を集めた。
2位は「つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能」15%、3位は「非課税保有限度額が全体で1,800万円(成長投資枠は、1,200万円)」13%となっている。
■NISA口座未開設者の新規の口座開設意欲は20%に止まる
最後に、初めの質問でNISA口座を「開設していない」と回答した2128人に対し「今後、NISA口座を開設する意向はあるか」と尋ねたところ、「ない」との回答が42%でトップに。
次いで「未定」が38%で続き、「ある」との回答は20%に止まる結果となった。
【調査概要】
調査期間:2023年8月21日
調査手法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象:26歳~42歳、男女
サンプル数:3,000人
調査会社:アイブリッジ
<参考>
バイアンドホールド『ミレニアル世代と新しいNISA制度に関するアンケート調査』