7割超の学生が「リモート勤務」制度のある企業は「志望度が上がる」と回答 就活時の最優先事項にはならず

学情は、2025年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、「リモート勤務」について調査を実施し、結果を公表した。

(1)「フルリモート」や「居住地自由」の企業は志望度が上がると回答した学生が6割超

「フルリモート」や「居住地自由」の制度を設ける企業について、「志望度が上がる」と回答した学生が29.7%に上った。「どちらかと言えば志望度が上がる」32.3%を合わせると、6割以上の学生が「フルリモート」や「居住地自由」の制度がある企業は志望度が上がるとしている。

「働き方や働く場所を柔軟に選択できる企業は、働きやすいと思う」「リモートが可能な仕事であれば、リモートで働きたい」「結婚や出産、親の介護など、プライベートで変化があっても働き続けられると思う」といった声がみられたとのことだ。

「フルリモート」や「居住地自由」の制度を設ける企業は志望度が上がるか

(2)「リモート勤務」の制度がある企業は「志望度が上がる」と回答した学生が7割を超える

「リモート勤務」の制度がある企業に関して、「志望度が上がる」と回答した学生が26.1%となった。

「どちらかと言えば志望度が上がる」44.7%を合わせると、7割以上の学生が「リモート勤務」の制度がある企業は志望度が上がるとしており、「通勤時間がないと、時間を有効活用できると思う」「仕事内容に応じて、出社とリモートを選択したい」といった声が上がったという。

「リモート勤務」の制度がある企業は志望度が上がるか

(3)就職活動において、「リモート勤務の有無」を重視する学生が約半数

就職活動において、「リモート勤務」の有無を重視すると回答した学生が約5割に上った。一方、「最優先で重視する」の回答は4.4%に留まり、最優先事項ではないことがわかる。

「働き方の選択肢は多いほうが嬉しい」「仕事内容や給与など他の条件が同じであれば、リモート勤務ができる企業のほうが魅力を感じる」「就職活動ではあまり重視していないものの、年齢が上がればリモート勤務ができるかを重視すると思う」といった声が寄せられたとのことだ。

【調査概要】
調査期間:2023年8月9日~2023年8月22日
調査機関:株式会社学情
調査対象:あさがくナビ2025(ダイレクトリクルーティングサイト会員数No.1)へのサイト来訪者
有効回答数:387件
調査方法:Web上でのアンケート調査
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合あり。

<参考>
学情『2025年卒学生の就職意識調査(リモート勤務)2023年8月版

モバイルバージョンを終了