男女で「子どもを希望する年齢」にズレ 女性より男性の方が子どもが欲しいと思う割合高め IBJ調べ

婚活事業を複合展開するIBJが運営する結婚相談所ネットワーク「IBJ」は、婚活中の男女1,682人に「将来的に子どもを希望するか」調査を実施し、結果を公表した。

「将来的に子どもを希望するか」調査

■調査結果

女性よりも男性の方が「子ども」を希望している結果に。

将来的に子どもが欲しいと回答した人は全体で79.3%となった。特に男性は82.7%が「子どもが欲しい」と回答しており、女性よりも8.6ポイント高い結果に。

将来的に子どもが欲しいkか

年代別に「子どもが欲しい」と回答した人の構成割合を比較すると、男性は「35~44歳」が、女性は「30~39歳」のがボリュームゾーンになっており、男女で子どもを望む年齢に違いがみられた。

年代別構成割合

●男女共に結婚したら“すぐに”子どもを望む傾向

「結婚して何年後に子どもが欲しいか」という質問には、「すぐにでも」が41.7%、「半年以内」が6.9%、「1年以内」が26.9%と、7割以上の人が1年以内に“子どもを欲しい”と考えていることがわかった。

婚外子率が低い日本では結婚してからでないと子どもが産まれにくく、婚活を始める理由に「子どもが欲しいから」と回答する人も。

結婚して何年後に子どもが欲しいか

●“40歳まで”に子どもが欲しい女性と“決めいていない”男性

「子どもは何歳までにほしいか」という質問に対して、女性は「~40歳まで」が39.7%、「~35歳まで」が33.1%でボリュームゾーンに。

一方で男性は、「決めていない」が34.5%で最多となった。

女性は35歳を過ぎると高齢出産となるが、男性は年齢的な制約が比較的少ないことから、相手のタイミングに任せるという人が多いのではないかと同社は考察。

子どもは何歳までにほしいか

晩婚化と共に子どもを授かる年齢も上昇。高齢での出産に不安を感じている

子どもを希望する際に不安なこととして「年齢的に子どもを授かれるか」66.6%、「子育て費用」56.8%、「仕事と育児の両立」52.0%がそれぞれ半数以上を占める結果に。

厚生労働省が発表した「平成28年 人口動態統計月報年計(概数)」では、昭和50年では妻の平均初婚年齢が24.7歳、第一子出産時平均年齢が25.7歳であるのに対し、平成27年には妻の平均初婚年齢が29.4歳、第一子出産時平均年齢が30.7歳とどちらも“5歳”後ろ倒しになっている。

晩婚化と共に出産年齢も上がっているため、子どもを授かれるかという不安は大きいのではないかと同社は考察。

また、可処分所得が高いと言われている結婚相談所の活動者だが、昨今の物価上昇などで“子育て費用”について不安を抱いている人もいる結果となった。

子どもを希望する際に不安なこと

【調査概要】
 調査方法:インターネット調査
 調査対象:IBJネットワークで活動する男女1,682人(男性1018人、女性664人)
 調査期間:2023年7月24日~8月7日
 ※小数点第二位を四捨五入していますので、合計が100%にならない場合あり。
 ※複数回答における割合については、回答者数に対する割合を表示しているため構成比合計が100%を超えている。

<参考>
株式会社IBJ「将来的に子どもを希望するか」調査

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