フォルクスワーゲン グループ ジャパンとフォルクスワーゲン正規販売店契約を締結しているサーラカーズジャパンは、8月より浜松エリアに展開する「フォルクスワーゲン浜松西」「フォルクスワーゲン浜松」において、実質的にCO2排出量ゼロの電気・ガスを使用する店舗の運用を開始したことを発表した。
今回、店舗において利用者の電気自動車を実質CO2排出ゼロの電気で充電させることが可能となり、フォルクスワーゲンブランドの正規販売店として初めて、省エネ設備やシステムを最大限活用し、CO2排出実質ゼロの店舗運営を目指すという。
各店舗での取り組みは、店舗施設や運営面での環境への配慮を意識し、太陽光発電システムを導入。発電したエネルギーを照明や空調設備等の施設電力として使用し、余剰電力は電力会社に販売する。
また、空調などに使用する都市ガスもカーボンニュートラルガスにするなど、CO2(カーボン)排出量を実質的に「中立(ニュートラル)」にする先進的な環境配慮型店舗だという。
なお、発電力が不足した場合は、カーボンオフセットした商用電力を購入することで、施設内のカーボンニュートラルを達成するとのことだ。
店舗内では、日々の発電量や消費量を公開し可視化する事で、利用者が来店する際にカーボンニュートラルな店舗であることを発信していくとしている。
また、今回新たに開始するサービスとして、カーボンオフセットされた車両を希望する利用者には、内燃機関車の利用に伴い発生するCO2をカーボンクレジットによりオフセット(相殺)し、実質CO2排出ゼロとするサービスを提供するという。
フォルクスワーゲンはパリ協定およびEUにより欧州グリーンディールを順守し、遅くとも2050年までに実質的なカーボンニュートラルを実現するためのロードマップ「Way to ZERO」を提唱し、今後とも販売店・利用者と共にCO2排出量低減に取り組んでいくとのことだ。