ミーカンパニーは、任意接種ワクチン「小児インフルエンザ、おたふくかぜ」に関して、自治体が行っている公費助成の状況を全国1,747(47都道府県、23特別区、1,724市町村)の自治体に対して調査し、その結果を公表した。また、SCUEL(スクエル)データベースの一部として提供されている。
■小児インフルエンザの助成状況
全国1,747自治体のうち、全額助成する自治体は107自治体(6.1%)、一部助成する自治体は787自治体(45.0%)、記載なしまたは助成なしの自治体は853自治体(48.8%)であった。全額または一部助成の割合が80%を超える都道府県は、茨城県、岩手県、秋田県、石川県、栃木県、富山県、福島県となった。
■おたふくかぜワクチンの助成状況
全国1,747自治体のうち、全額助成する自治体は98自治体(5.6%)、一部助成する自治体は464自治体(26.6%)、記載なしまたは助成なしの自治体は1,185自治体(67.8%)であった。全額または一部助成の割合が80%を超える都道府県は、茨城県、宮崎県、石川県、大分県となった。
北関東では助成のある自治体が大半を占める一方で、2回接種が推奨される13歳未満の人口が全国平均より多くても公費助成がないか、明記されていない自治体も見受けられたとのことだ。
【調査概要】
調査手法:web調査(自治体ホームページ、条例の確認)
実施期間:2022年10月〜2023年5月
対象地域:全国(1,747自治体)
<参考>
ミーカンパニー『任意接種ワクチンの助成状況に関する調査』