弁護士監修の性的同意アプリ「キロク」、8月25日にリリース予定　「不同意性交等罪」新設に伴う相違を防ぐ

性的同意アプリ「キロク」は、弁護士監修のもと8月25日にリリース予定であることを発表した。

令和5年7月、性犯罪に関して刑法改正により「強制性交等罪」と「準強制性交等罪」が統合され、新たに「不同意性交等罪（刑法177条）」が新設された。また、「強制わいせつ罪」と「準強制わいせつ罪」も同様に、「不同意わいせつ罪（刑法176条）」として新設。

しかし、「不同意性交等罪」については、性交等をした時点で同意があったと思っていた場合でも、後から相手が「本当は同意していなかった」と申告すると、加害者として罪に問われる可能性があり、密室で同意があったことを証明するのは困難だという。

そのような相違を防ぐため、法改正に伴う性行為の同意を自分の端末上で行える性的同意アプリ「キロク」が開発に至ったとのことだ。

■機能概要

開発中のアプリ「キロク」は、複雑な手順はなく、自分の端末から性的行為の同意確認を行えるものとなっている。
以下の手順で同意が取れるようシステムを開発しているとのことだ。

1．お持ちのスマートフォンやタブレットでアプリ「キロク」をダウンロード
2．画面上の説明に沿って弁護士監修の法律条文に基づく注意事項を確認し【同意する】をタップ。
3．位置情報をオンにし、QRコードを読み取り相手と画面を共有

同意をした記録はアプリ内で蓄積され証拠として使用することが可能。過去に同意をした相手でも双方同意の上で何度もアプリ内でデジタル同意書を発行することが可能とのことだ。

「キロク」は、男女共に安心して利用できる同意アプリの認知拡大と共に、カップルをサポートする記念日機能やマッチングアプリでの出会いをサポートし、相手の年齢や結婚歴などの身分保証が出来る機能の追加を検討しているという。

また、リリースキャンペーンとして2か月間の完全無料キャンペーンを実施するとのことだ。