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キャリアや就職・転職に特化した匿名相談サービス「JobQ」を開発・運営するライボの調査機関『Job総研』は、社会人男女を対象に「2023年 夏の働き方実態調査」を実施し、その結果を公表した。
夏の暑さによる仕事のやる気の減少度および夏バテ経験と予防有無、仕事のやる気が高低する時期と原因、さらに夏の理想と実際の働き方などを調査したとのことだ。
■全体の88.8%が暑さで仕事の「やる気減少」
夏の暑さは仕事のやる気減少に影響するかを聞くと、88.8%が「影響する派」、11.2%が「影響なし派」という結果となった。影響する派の内訳は、「とても影響する」が37.4%、「影響する」が30.3%、「どちらかといえば影響する」が21.1%。
同回答者に夏バテを起こし仕事に影響した経験の有無を聞くと、51.8%が「ある」、48.2%が「ない」となり、「経験あり」派が過半数を占めた。
■全体の72.8%が夏バテ「予防あり」。予防対策では水分補給が1位
夏バテ予防の有無を尋ねると、「している派」が72.8%、「していない派」が27.2%という結果に。予防として実施していることは、「こまめに水分を補給する」が64.5%と最多で、次いで「睡眠をしっかりとる」が62.0%、「生活リズムを整える」が56.0%と続いた。
■仕事のやる気低下の季節は「夏」が46.1%で最多
仕事のやる気が最も低下する季節を聞くと、「夏」が46.1%と最多で、「特にない」が21.9%、「冬」が18.6%、「春」が8.6%、「秋」が4.8%となった。夏にやる気が低下すると回答した342人に主な理由を聞くと、「気温が上がるから」が88.6%と他の項目に大差をつけ1位に。
一方で、仕事のやる気が最も高まる季節を聞くと、「秋」が30.7%と最多で、「春」が28.9%、「特にない」が24.0%、「冬」が8.6%、「夏」が7.8%となった。秋にやる気が向上すると回答した228人に主な理由を聞くと、「気温が下がるから」が64.9%と他の項目に大差をつけ1位となった。
■”理想”の夏の働き方「テレワーク派」多数も、“現実”では「出社」が多数
”理想”の夏の働き方は、テレワーク派が66.3%になり、内訳は「必ずテレワークで働きたい」が14.9%、「テレワークで働きたい」が19.2%、「どちらかといえばテレワークで働きたい」が32.2%という結果に。
一方、”実際”の夏の働き方を聞くと、「出社多め」の回答者が68.6%になり、内訳は「出社のみ」が39.4%、「出社多め」が14.3%、「どちらかといえば出社多め」が14.9%となった。
■テレワーク派は「外が暑いから」が1位。出社派は「働くメンバーが出社するから」が1位
夏の働き方で「出社が理想」と回答した250人の出社を希望する上位3つの理由は、「一緒に仕事をするメンバーが出社するから」が40.8%、「気分転換をしたいから」が30.4%、「テレワークだと冷房費がかかるから」が26.0%となった。
一方、夏の働き方で「テレワークが理想」と回答した493人のテレワークを希望する上位3つの理由は、「外が暑い」が76.1%、「移動による汗対策が面倒」と「テレワークの方が快適」が同率で57.8%となった。
【回答者自由記述コメント】
・特に今年の夏は異常な暑さなのに出社しか選べないのはおかしい
・女性は特にメイクや汗対策が男性よりも大変だし準備も面倒ではないかと思います
・職業柄仕方はないが、猛暑なのにスーツでの勤務は辛い。体調に影響が出そう
・オフィスは冷房で寒く服装での調節が大変なので、気温差で風邪をひきそうです
・出社して体調やパフォーマンスに影響が出るのならテレワークで快適に仕事をする方がいい
【調査概要】
調査対象者:現在職を持つすべての社会人、JobQ Town(ジョブキュータウン)登録者
調査条件:全国 / 男女 / 20~50代
調査期間:2023年7月26日~7月31日
有効回答数:743人
調査方法:インターネット調査
<参考>
Job総研「2023年 夏の働き方実態調査」