ナイルが運営する、スマートフォンユーザー向けアプリ情報メディア「Appliv(アプリヴ)」は、10代~60代の男女559人を対象に、睡眠改善アプリの利用状況に関するアンケート調査を実施し、結果を公表した。
調査の背景として、スリープテック領域が近年、世界的に市場拡大が予測される分野として注目を受けていることが挙げられている。特に、2022年には「睡眠改善アプリ」がApplivの急上昇ジャンルで年間4位に選ばれており、その関心の高さが確認されているとのことだ。
■5人に1人が「疲労感が取れない」と回答
10代~60代の男女に睡眠の悩みを尋ねたところ、5人に1人が「疲労感が取れない」と回答したという。
また、「途中で目が覚める」や「深い睡眠ができない」が14.1%、「寝付きが悪い」が14.0%と、睡眠の質に関する悩みを持つ人が全体の約8割を占めているとのことだ。この中で、年代によって悩みが異なっていることも明らかになった。
■睡眠改善に取り組んだ経験がある人は全体の約8割
さらに、559人のうち、睡眠を改善するための取り組みをした経験がある人は420人で、約8割が何らかの方法を試しているという結果に。
この中で、取り組んだ方法として最も多かったのは「入浴やストレッチ、瞑想」、続いて「寝室の環境を改善する」や「高品質なマットレスや枕の購入」といった方法が挙げられている。
■よく使うアプリの機能の1位は「睡眠リズムの計測・フィードバック機能」と「睡眠導入BGM」
また、114人がヘルスケアや睡眠改善のアプリを利用したことがあり、この中で最も効果を実感できた方法として「アプリの使用」が1位に。アプリで最も利用されている機能としては、「睡眠リズムの計測・フィードバック機能」と「睡眠導入BGM」が上位にランクイン。
■利用したことがある睡眠改善アプリ、話題の新作『Pokémon Sleep(ポケモンスリープ)』もランクイン
アプリを試したことがあると回答した114人に、利用したことがある睡眠改善アプリを聞いた結果、心拍数や睡眠時の動きをトラッキングしたり、睡眠サイクルを分析し視覚的に表示したりと、睡眠の質を分析しサポートしてくれる機能を持つアプリが選ばれていることがわかった。
■試したことがある睡眠改善アプリ
Pillow(40人)
Sleep Meister Lite(38人)
いびきラボ(37人)
熟睡アラーム(36人)
Sleep Cycle(35人)
Sleep Recorder(31人)
Pokémon Sleep(25人)
Sleep as Android Unlock(19人)
Prime Sleep Recorder(19人)
Somnus(16人)
睡眠日誌(15人)
その他のアプリ(16人)
【調査概要】
調査対象:全国の10代~60代の男女559人
調査機関:ジャストシステム
調査方法:インターネット調査
調査期間:2023年8月2日~2023年8月7日
有効回答数:559人(男性:279人、女性:280人)