Dクリニックは、類似している夏バテと更年期症状の見極め方、今年の夏に行うべき対策について解説を発表した。

Dクリニックでは、連日続く猛暑の影響かここ数ヶ月男性更年期の症状に悩む患者が増え、7月は前月比182%と相談件数が増加しているという。
男性更年期症状は主に50代男性に発症しやすいと言われているが、最近では30代、40代男性の患者も増え、さらに患者からは「夏バテと勘違いしてしまい、自分自身が更年期であることに気付かなかった」という声が増えているとのことだ。
夏バテとは、夏の暑さによって自律神経系が乱れることによって起こり、症状はさまざまだが主に全身の倦怠感と食欲不振の2つが多く見られるのが特徴としている。
体調が安定しないことはもちろん、「身体が重く感じてだるい、やる気が出ない」「食べ物を見ても口に入れたくない」「頭が重くてイライラする」などの症状が現れるという。
一方で男性更年期は、「ストレスによるテストステロン(男性ホルモン)の低下」が原因で、重度のストレスや環境の変化によっても影響を受けるため、放っておくと様々な悪影響を及ぼすとのことだ。
症状としては、「疲れやすい」、「集中力がない」、「やる気が出ない」、「なんとなく鬱っぽい」、「イライラしやすいなど」と夏バテと似た症状が現れるため区別がつかずに、更年期症状を見過ごしてしまう人もいるとしている。
なお、Dクリニック東京の医師、辻村晃氏は男性更年期と夏バテを見極める方法と夏時期の男性更年期対策として、以下のように解説を述べた。
「男性更年期と夏バテを見極める方法として、まずは夏バテの対策を取り、それでも症状の改善の兆しが見えないようであれば、男性更年期障害を疑ってみたほうが良いかもしれません。男性更年期の自覚症状としては3つあります。1つは「心(精神)」で、「やる気がしない」「集中力が続かない」「楽しめない」などの症状。2つ目は「疲れやすい」「筋力が落ちた」「ビール腹になった」などの「身体」の変化。3つ目は「性」の変化。「性欲がわかない」「就寝時に勃起(朝勃ち)しない」などの症状に出ます。また、夏の時期の男性更年期対策としては、「日傘の活用」「飲酒を控えたやさしい食事」「筋トレ」の3つを試してみると良いでしょう。」

<参考>
Dクリニック『「男性更年期」最新動向~猛暑の影響!?Dクリニック東京/大阪での更年期症状7月の相談件数が182%(※前月比)に!』