国立科学博物館は、同館史上最高額となる「目標金額1億円」のクラウドファンディングに挑戦することを発表した。
国立科学博物館は、日本で歴史ある総合科学博物館として、約150年に渡り、自然史・科学技術史に関する幅広い分野の標本・資料をこれまで500万点収集し、展示・学習支援活動を通じて科学の面白さを提供。
同館では大きく分けて「調査研究」「展示・学習支援」「標本・資料の収集・保管」の3つをミッションとしているが、その根幹である「標本・資料の収集・保管」が、昨今のコロナ禍や光熱費、原材料費の高騰によって、資金的に大きな危機に晒されているという。
同館は今後も安定的に標本・資料を収集し、多様なコレクションを適切に保管しつづける体制を維持するため、そして、将来の「調査研究」、「展示・学習支援」活動に影響が出ることを防ぐため、今回のクラウドファンディング実施に至ったとのことだ。
同クラウドファンディングでは、返礼に40種類以上のリターンコースを用意。
返礼品は支援へのお礼を伝えるとともに、同館のコレクションの多様性や奥深さ、そこにかける研究員たちの熱意や偏愛ぶりまで味わうことができるものしたいと、職員一同で200以上のアイデアの中から何度も議論をして絞り込んだものとなっているとのことだ。
※注意事項
●【寄付控除あり】と記載されたコースのみが、寄付控除(税制優遇)の対象となる。
●支援完了後のキャンセルや返金、コース変更は不可。
●ツアー・体験型コースは、すべて現地集合・解散となる。交通費は事故負担。なお、参加が叶わなかった場合もキャンセルや返金は不可。
●常設展入館券には有効期限あり。
●リターンに関する条件の詳細については、「リターンに関するご留意事項」より確認可能。
●酒類のリターンに関しては下記を確認。
■プロジェクト概要と集めた資金の使途
国立科学博物館標本・資料受け入れ・維持管理費用(標本・資料の受け入れに伴う輸送費、標本・資料の修復・収蔵・整理等に必要となる役務費、標本・資料の維持管理に必要となる施設・管理費等)。年間必要金額として1億円を募る。
■リスク&チャレンジ
プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について自己資金等で補填
クラウドファンディングページ(READYFORより)