ワークマンは、9月1日に新業態「Workman Colorsイグジットメルサ銀座店」を初出店すると発表した。

この新店舗は、機能性を言い訳にせず、デザイン性だけでも売れる店舗を目指すという。

ワークマン、新業態「Workman Colors」を銀座に初出店 デザイン重視の新方針、機能性への挑戦

オープン前の8月30日と31日には、同店でTV、新聞、雑誌、ネットメディア、同社アンバサダー、一般インフルエンサー向けの内覧会を実施。さらに、8月30日には新宿の住友ビル三角広場にて、アパレル業界最大規模の個展である「ワークマン2023年秋冬物新製品発表会」(展示面積3,250㎡)を開催。

Workman Colors店のコンセプトは「シン、ジブン色」で、個性を主張できるデザインが選べるという。新宿・渋谷・梅田など日本を代表する繁華街に10店程度の出店を計画するとしており、また、銀座店は同社の次世代主力店舗であり、旗艦店と実験店の意味合いがあるとのことだ。

この店舗は#ワークマン女子イグジットメルサ銀座店を全面改装して、デザイン性とコーデ表現を強調。新しいコンセプトを示す4つのスタイルを提案し、vividカラーを多用すると発表した。

ワークマンは、Colors店の開店に合わせて9月1日から、中国SHEIN社方式によるトレンド製品の短納期生産を開始するという。500着から海外工場に発注でき、4週間の納期で店頭に並ぶとし、小ロットの生産でも約8割が量産価格と同じになるとのことだ。

また、女性の肌着売場を充実させ、ファンケル社から素材提供を受けた女性用「保湿肌着」を発売すると発表。同社は5年後に5%のシェアで売上500億円を目指しているという。

ワークマンは、同社の強みは他社を圧倒する「機能性」であると強調し、流行を追い短納期での小ロットの海外生産も開始するが、同社事業の本源的な競争力は独自の機能性素材を開発して、新製品を投入することであると述べた。また、機能性を隠して、デザイン性だけでも完売できる売場を作ることがColors店の目標であると発表した。