【繰り返し使えるキッチンタオル】知識をつけることが第一歩|Hinaのサステナブック

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日々の暮らしのなかにあるサステナビリティを紹介する特集「サステナブック」。第4回に登場するのは、クリエイターのHinaさん。以前住んでいたハワイの海をきっかけに環境問題について考えるようになったと語るHinaさんが、繰り返し使えるキッチンタオルを紹介。

【プロフィール】
Hinaさん
ハワイからロサンゼルスへ移住したクリエイター。フィットネストレーナーを目指して全米ヨガアライアンスを取得し、現在はピラティスを勉強中。インスタグラムやYouTubeにてサステナブルなライフスタイルを発信している。

洗って繰り返し使えるキッチンタオル

——今回ご紹介いただく商品・サービスについてお聞かせください。

キッチンペーパーの代わりに洗って繰り返し使えるタオル、UNpaper Towelsを紹介します。使い捨てではないため、ゴミの量が減らせることがポイントです。買い直しが必要な消耗品ではないので、流通の面でも生産から廃棄、リサイクルまでに必要となる二酸化炭素の排出削減に貢献できます。英語ではCarbon footprint(カーボンフットプリント)といいますが、その点でもエコにつながっていると思います。

——普段どのような使い方をしていますか?

テーブルや手を拭いたり、食材の水気を切ったりしています。あとは、例えばレタスを保存するときにこのタオルを濡らして包んで冷蔵庫に入れておくと長持ちしてくれます。私は12枚パックのものを購入したのですが、だいたい週一回の洗濯で間に合っています。

——どのようなきっかけで購入に至ったのですか?

UNpaper Towelsはインスタグラムで知って気になっていたのですが、ハワイにあるゼロウェイストショップ「protea」で見つけて購入しました。こちらのショップは、UNpaper Towels以外にも環境に優しいグッズを多数取り扱っていて、とても重宝しています。

——UNpaper Towelsを使うようになってからご自身の変化はありましたか?

紙を使う量が減りました。お肉やお魚などタオルよりキッチンペーパーを使う方が安心なものもあるので、まったく使わなくなったわけではありませんが、どれだけ使っているかを意識するようになりました。ティッシュやトイレットペーパーなど日常的に使っている紙に対しても、無駄使いしないように心がけています。

私なりのサステナビリティ

——環境問題に目を向けるようになったきっかけを教えてください。

以前住んでいたハワイは自然との距離が近い場所です。日本に住んでいた時は環境について考えたことはなかったのですが、コロナ禍で観光客が減り海がすごくキレイになったんです。海洋生物が戻ってきたという話も聞きました。そこで、普段私たちが付けている化粧品や日焼け止めが海に影響を及ぼしていることを知り、環境問題について考えるようになりました。

——サステナビリティについて、ハワイと現在住んでいるロサンゼルスでは何か違いを感じますか?

ハワイでは、生活の中で緩く気を使っているような、良い意味でファッション感覚でエコを取り入れている方が多いようなイメージです。カリフォルニアは人口が多いのでいろんな方がいますが、環境になるべく負荷を与えないように移動は公共交通機関のみを使う人やお肉を食べない人など、本格的に突き詰めている方が多い印象があります。

——普段からサステナブルな取り組みをしている企業やサービスを意識していますか?

企業やブランドがどのようなモノづくりをしているのかを調べてから買うようにしています。注目して気にしているのが、社会や環境に配慮している企業に与えられる「B Corporation」という国際認証マークです。また、アパレルでは「good on you」というウェブサイトがあり、どれくらい環境・資源・人権に配慮したブランドであるかを独自の判断基準で教えてくれるので、買い物するときには参考にしています。

——こんな商品・サービスがあったらいいと思うアイデアはありますか?

もっとエコやオーガニックなブランドに特化したコスメやアパレルの総合サイトがあったらいいなと思います。サステナビリティを全面に出さなくても、タグやカテゴリーなどで検索できるようになっていたら嬉しいです。

——今後、私たちはサステナビリティとどのように向き合うべきだと思いますか?

自分のお財布事情や気持ち、便利さなども考えて持続可能じゃないとサステナブルなライフスタイルとは言えません。無理のない範囲で少しずつ取り入れること、そして知識をつけることが第一歩だと思います。

ハワイでは海に悪影響のある成分が入った日焼け止めの使用は禁止されていますが、知らない方も多いのではないでしょうか。私がSNSで発信をし始めたのは、そういったギャップを埋めたいという気持ちからでした。これからも知り得たことをみなさんにお伝えしていきたいです。

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