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一般的な衛星と地上システムが通信できるのは地上局の上空を通過するときですが、
IDRSサービスが本格的に導入されると、QPS研究所は衛星との常時接続が可能になり、高品質なSAR画像を迅速かつリアルタイムに運用できるようになります。
QPS-SAR6号機に搭載されたIDRSサービスを開発したのは、通信衛星ソリューションのリーディングカンパニーであるAddvalue Innovationです。同社のIDRSサービスは現在Viasatが運営する静止軌道(GEO)衛星のコンステレーションと地上インフラを活用して、高度1000kmまでのすべての軌道傾斜角で地球低軌道(LEO)衛星向けのデータ接続と転送サービス提供を実現しています。
これまでに小型SAR衛星コンステレーションを運用するアメリカのCapella SpaceもAddvalue InnovationのIDRSサービスを導入した実績があります。
宙畑編集部
Capella Space 衛星間通信を用いて画像のリアルタイム取得に成功【週刊宇宙ビジネスニュース 2020/11/23〜11/29】
QPS研究所は7月13日にはQPS-SAR 6号機によるファーストライトの公開、7月21日にはQPS-SAR 6号機に搭載した軌道上画像化装置により、SARデータの軌道上での画像化に成功したことを発表するなど、QPS-SAR 6号機の運用を通じて様々な実証を成功させています。
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