シアンの運営するキラクル編集部は、低用量ピルを服用したことのある女性100名を対象に低用量ピルによる生活の変化と満足度についてアンケートを実施し、結果を公表した。

■利用者の70%以上は低用量ピルの効果に満足している

アンケート回答者に「値段に見合った満足度は得られているか」と聞いたところ、「満足している」と回答した人が74%と、4人中3人が満足している結果に。なお、低用量ピルの値段と満足度について以下のようなコメントが集まっている。

【コメント】
●毎月悩まされていた酷い生理痛が軽くなったから
●生理の日程をずらすことができるので、旅行とかを避けることができた
●副作用もなく、継続できているから

低用量ピルの効果が高いことにより、満足度が高くなっているというコメントが多く寄せられたとのことだ。

値段に見合った満足度は得られているか

■7割以上の女性が病院で低用量ピルを処方してもらっている

低用量ピルを服用したことがある女性100人に、どこで処方してもらっているかアンケートを実施したところ、73%の人が産婦人科やレディースクリニックなど病院で処方してもらっていると回答。多くの女性は実際に病院へ出向いて処方してもらっていることがわかった。

低用量ピルやアフターピルのオンライン診療サービスを利用している人が増えているものの、やはり自分の身体に関わることということで、ピルを手に入れるために時間をかけていることがうかがえる結果に。

どこで処方してもらっているか

■半数以上の女性が低用量ピルの値段が「高い」と感じている

アンケート回答者に「低用量ピルの値段は高いと感じるか?安いと感じるか?」と聞いたところ「高い」と回答した人が19%、「少し高いと感じる」と回答した人が46%と、半数以上の人が低用量ピルの値段が高いと感じていることが判明。

一方で、「安い」と感じている人はわずか3%という結果に。安いと感じている人は、「生理痛が緩和されるのにこの値段は費用対効果が高い」などのように、費用よりも、実際に体感した効果が高いと感じたため「安い」と感じていたとのことだ。

低用量ピルの値段は高いと感じるか?安いと感じるか?

■毎月3,000円近い金額を低用量ピルに使っている

診察から処方、定期便を利用するなら毎月の送料など、低用量ピルを毎月服用するとなると出費は重なってしまうが、「毎月いくら低用量ピルを手に入れるためにお金を使っているか」を聞いたところ、2,000円〜3,000円が最も多いという結果となった。

毎月いくら低用量ピルを手に入れるためにお金を使っているか

また、「いくらまでが許容範囲なのか」を聞いたところ、多くの女性が考える低用量ピルへの出費の許容範囲は、実際に支払っている金額よりも1,000円近く低い値段という結果に。

いくらまでが許容範囲か

低用量ピルの効果に対する満足度は高いので、より安価に1,000円〜2,000円で手に入れられるようになれば、日本でも低用量ピルの普及が広まるのではないかと同社は推測している。

【調査概要】
調査方法:インターネットアンケート
調査対象:低用量ピル利用者100名
実施:2023年5月
調査実施主体:キラクル編集部
調査会社:シアン

<参考>
シアン:キラクル編集部低用量ピルによる生活の変化と満足度