ヤフーが運営するフリーマーケットアプリ「PayPayフリマ」は、取引実績の変化や検索数の変化から読み取れる「2023年夏のトレンド」を発表した。
■お出かけ需要の高まりに伴い、「浴衣」の検索数が去年比約2倍に増加
今年はさまざまな規制が緩和され、隅田川花火大会が4年ぶりに開催されるなど各地で花火大会の開催が復活。その影響で、「PayPayフリマ」での「浴衣」の検索数は、今年6月に去年比で約2倍に、「浴衣 セット」は約2.5倍、「浴衣 メンズ」は約4.8倍、「浴衣 レディース」は約1.5倍とそれぞれのキーワードでも伸長しているという。
「浴衣」と合わせて検索されたキーワードを見ると、「有松絞り」「ひまわり」「金魚」など柄の名称をはじめ、「110」「130」などサイズを指定した子供向けの商品や、「犬」「猫」などペット向けの商品を探しているユーザーの動向がうかがえるとしている。
また、「PayPayフリマ」ではハンドメイド品も多く出品されていて、解いた浴衣から作った巾着やシュシュ、コインケースなど浴衣のリメイク品も人気とのことだ。
■機能性よりも「レトロ」重視で、PayPayフリマでも今年人気な「レトロ扇風機」
暑い夏に欠かせない扇風機は、2023年6月の中で購入件数が多かった上位5日間、すべて東京都の平均気温が30度を超えていて、暑い日に特に選ばれる傾向が見られたという。
電気代高騰の影響もあり、エアコンだけでなく扇風機をうまく活用して暑さ対策を行いたいと考えるユーザーが多いのも、今年の特徴と言えそうだとしている。
2023年6月に「扇風機」と合わせて検索されたキーワード1位は「レトロ」で、「レトロ 扇風機」の検索数は、去年比467倍に増加していて、昨今のレトロブームの現れとも考えられるとのことだ。
■「かき氷機」の平均購入価格が増加。「レトロ」がここでもキーワードに
さらに、2023年6月の「かき氷機」の平均購入価格は、去年比で1.5倍に増加。「PayPayフリマ」では、ふわふわなかき氷を作ることができるワンランク上の電動式かき氷機や、昔ながらのレトロなかき氷機を高値で購入するユーザーの特徴が見られたとのことだ。
