子育て中の30〜40代、約半数が「出社回帰」で転職を検討 この4年でリモートワークの有無が企業選びの最重視項目に

XTalentは、子育てや介護をしながら働くワーキングペアレンツを中心に転職動向調査を実施し、その結果をまとめたレポート「出社回帰で30〜40代のマネジメント層の転職希望者が急増。企業の中核を担う人材が、いま求める働き方とは?」を公開した。

出社回帰で30〜40代のマネジメント層の転職希望者が急増。企業の中核を担う人材が、いま求める働き方とは?

出社回帰に対し、48.7%が「全面的に反対」一方的な制度変更は反発を呼ぶ。

「出社回帰」現象について、全体で割合を見ると「全面的に反対」という意見が48.7%と半数近くを占める中、「一部賛成」「どちらでもない」という意見も多く見られた。

一方、子育て中の30〜40代のマネジメント層に絞ってみると、「全面的に反対」は4割を切り、「一部賛成」の意見が上回る結果に。

「出社回帰」現象について

2022年以降、出社回帰が起因となる転職検討者は急増。売り手市場が到来。

「リモートワークが導入されていない/廃止/縮小した」ことを理由に、「転職を考えた/実際に転職をした」ことがあるか?という問いに対して、「ある」と答えた人は子育て中の30〜40代マネジメント層以上である407人中198人と約半数を占める結果に。

転職活動時期については、アフターコロナが叫ばれ始め、徐々に出社回帰の潮流が目立ち始めた2022年以降に跳ね上がっている。

厚生労働省が公表している有効求人数においてもコロナ禍で大幅に減少していたが復調の兆しを見せており、売り手市場の到来が顕著となった。

「転職を考えた/実際に転職をした」zじじkじき時期時期

この4年間でリモートワーク制度の有無は、企業選びで最も重視する項目に。

「新型コロナウィルス発生以前(〜2019年)」と「新型コロナウィルス流行以降(2020年〜現在)」において企業選びにおいて重視するようになったものを聞いたところ、企業選びの軸が大きく変化していることが判明。

2019年以前は最下位だった「リモートワーク可」が、コロナ禍を経て、最も重視する項目に。同社は、誰もが柔軟に働くことが当たり前の環境はもはや企業選びの前提となっているのではと考察している。

新型コロナウィルス発生前後で企業選びにおいて重視するようになったもの

【調査概要】
調査テーマ:コロナ禍におけるワーキングペアレンツの転職動向の変化
調査方法:Webアンケート
調査対象者:全国の20代〜50代男女
調査実施日:2023年6月2日~2023年6月18日
分析対象回答数:1,085
調査主体:XTalent

<参考>
XTalent『出社回帰で30〜40代のマネジメント層の転職希望者が急増。企業の中核を担う人材が、いま求める働き方とは?

モバイルバージョンを終了