アサヒユウアスはオフィスやカフェなどから出たコーヒーの副産物をアップサイクルし、サーキュラーエコノミーの構築を目指す「Coffeeloopプロジェクト」を推進している。
ジェイアール西日本ホテル開発が運営するホテルグランヴィア京都から排出されたコーヒーかすをアップサイクルし、オリジナルデザインの「Coffeeloopカップ」を開発したと発表した。
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7月8日から同社が一体運営を行うホテルヴィスキオ京都の宿泊者専用ゲストラウンジに導入し、使い捨てごみの削減に取り組むという。
「Coffeeloopカップ」は、ホテルグランヴィア京都のレストランでコーヒーを抽出した後に残ったコーヒーかすを原料にしている。これまでホテルヴィスキオ京都の宿泊者専用ゲストラウンジでは使い捨て紙コップを使ってコーヒーを提供していたという。
今回、ホテルヴィスキオ京都のリニューアルオープンに際して、ホテルから出たコーヒーかすを使った「Coffeeloopカップ」を300個導入し、返却式のエコカップとして繰り返し使用することで、使い捨てごみの削減に取り組むとのことだ。
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劣化したカップについては、アサヒユウアスが状態に応じて再塗装やマテリアルリサイクルをして新しく作り替えることで、サーキュラーエコノミーの構築を目指す。ホテルから出たコーヒーかすを使って「Coffeeloopカップ」を開発し、ホテル内で利用するのは、「Coffeeloopプロジェクト」で今回が初めてであるという。
「Coffeeloopプロジェクト」について
「Coffeeloopプロジェクト」は国内のオフィスやカフェなどから出たコーヒーの副産物をアップサイクルし、利用を促進することで、サーキュラーエコノミーの構築を目指すプロジェクト。
第1弾では、都内のオフィス内にある社員向けのカフェから出たコーヒーかすをアップサイクルし、新規プラスチックゼロのエコカップ「Coffeeloopカップ」を開発し、4月から同カフェでカップの利用を開始。
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味の素AGFも同プロジェクトに参加し、「Coffeeloopカップ」の導入先拡大に向けて共に取り組むほか、同社の工場において品種の切り替え時に生じるコーヒーの副産物などをアップサイクルした商品の共同開発に取り組んでいる。
6月1日からはホテルオークラ福岡で「Coffeeloopカップ」を導入し、ビジネスサロンなどでのテスト展開を開始。今後も「Coffeeloopプロジェクト」は賛同するパートナー企業を増やしながら、コーヒーの副産物を活用したさまざまなアップサイクルに取り組むとしている。