NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)、日本カーソリューションズ(以下、NCS)、クレアトゥラ(以下、クレアトゥラ)は、NTT Comが推進する「EVの走行データを活用した温室効果ガス削減プロジェクト」がJ-クレジット制度の承認を受け、実証実験を開始した。

同実証実験では、NCSがリースで提供する電気自動車(EV)を利用中の顧客に対して、EVで走行した距離を測定し、その走行距離に応じて発生した温室効果ガス削減量をJ-クレジット制度を用いてクレジット化。これを原資として顧客にdポイントやエコロジーなギフト、社会貢献の一環としての寄付などで還元する予定だという。また、取得できる移動データを活用した新たなビジネスの可能性も検証するとのことだ。

具体的には、EV営業車両を休日に地域住民や観光客の交通手段として利活用することで、地域住民や観光客の移動手段の確保と、EV営業車両使用者の環境貢献を両立するシステムの構築などを検討。これにより、観光地周辺の人の周遊の仕組みをつくり、観光地やその周辺地域を含めた地域全体の活性化への貢献を目指していくとしている。

同実証実験の実施イメージ