マーク・ザッカーバーグ氏は、Instagramチームが開発したテキスト共有アプリ「Threads(スレッズ)」の初期バージョンを発表した。
■Threadsについて
Threadsは、Instagramアカウントを使ってログインするとユーザー名と認証がそのまま引き継がれるという。
また、Threads専用にプロフィールをカスタマイズすることも可能で、16歳未満(一部の国によっては18歳未満)の利用者は、Threadsに参加するとデフォルトで非公開アカウントに設定される。
Instagramでフォローしているのと同じアカウントをフォローするかを選ぶことができるほか、自分と同じ興味関心を持つ人たちを新たにフォローすることも可能。スクリーンリーダーのサポートやAIが生成する画像説明など、Instagramで利用可能なアクセシビリティの主な機能は、Threadsでも有効とのことだ。
Threadsのフィードには、利用者がフォローしている人々の投稿やまだ発見していないクリエイターによるおすすめのコンテンツが表示され、投稿は500文字まで。リンク、写真、さらに最長5分の動画も投稿することが可能となっている。
なおThreadsの投稿は、Instagramストーリーズに簡単にシェアしたり、他のプラットフォームにリンクとして投稿することもできるとのことだ。
Threadsは、自分をメンションできる人やThreads上で自分に返信できる人を管理することもできるという。
Instagramと同様に、非表示ワードを設定することで、特定の単語を含む返信が表示されないようにすることも可能。また、誰かのフォローをやめたり、ブロック、制限、報告したいときは、その人の投稿やプロフィール画面にある「・・・」のメニューから選択することができる。
Threadsアプリ内のコンテンツとインタラクションについては、Instagramのコミュニティガイドラインを適用されるとのことだ。
なおThreadsは、近日中にWorld Wide Web Consortium(W3C)によって構築されたオープン・ソーシャル・ネットワーキング・プロトコルであるActivityPubに対応する予定だという。
これにより、MastodonやWordPressなど、ActivityPubプロトコルをサポートする他のアプリと相互運用が可能になるため、ほとんどのソーシャルアプリでは難しい新しいタイプのつながりが生まれるようになるとしている。
Tumblrを含む他のプラットフォームも、将来的にActivityPubプロトコルをサポートする計画をすでに発表。
Threadsは、iOSとAndroid向けに100か国以上で提供し、対象となる国の利用者はAppleのApp StoreとGoogle Playストアからアプリをダウンロードすることが可能となっている。
今後は、ThreadsがActivityPubプロトコルと互換性を持つための取り組みに加えて、フィードに表示するおすすめコンテンツの改善やトピックやトレンドをリアルタイムでフォローできるような検索機能など、利用者が自分の興味関心に近い投稿やクリエイターを発見しやすくなる新機能を導入する予定とのことだ。