篠崎運送倉庫は、全木造による環境に配慮した定温倉庫を、岩手県北上市に竣工したことを発表した。

同倉庫では家庭用ルームエアコンを活用することで、CO2排出量は従来型倉庫と比較すると、1/3の規模まで削減可能となっているという。

全木造の定温倉庫は、鉄骨造の定温倉庫に比べ断熱性が高く、外気の影響を受けにくいという利点があることから、SDGsおよび環境貢献を実現する倉庫としている。

なお同倉庫では今後、東北地方で収穫された玄米・大豆等の穀物類を中心に保管していく予定とのことだ。

環境貢献を実現する定温倉庫

同社は現在、埼玉県でも二棟目を施工しているという。

さらに、三棟目の構想では外部電力に依存せず、屋根に設置した太陽光パネルの電力を利用、二酸化炭素を全く出すことのないゼロカーボンの営業倉庫事業の開発を進めるとし、今後は「木造・定温・環境貢献」をビジネスモデルとして展開していくとのことだ。