口コミサイトを”もっと”売上に変える、AI店舗支援SaaS「口コミコム」を運営するmovは、約1,000名を対象に口コミに関する消費者向けアンケート調査を実施し結果を発表した。
各性年代の回答数を世代別人口構成比に合わせ、”日本の縮図”となるような形で調査をしており、年代別の口コミサイト・Googleマップ利用傾向や、「お店検索」の動向などがわかったという。
調査結果ダイジェスト
- お店を検索する際に最も使われるのはGoogle検索、次いでGoogleマップ
- Z世代でもGoogle検索の影響大。SNSの割合も高い
- 飲食店に限ると、Z世代ではGoogleマップが優勢。ただし30代以上ではグルメサイトの方が使われており、「グルメサイト離れ」はまだ起きていない
- Z世代は、口コミを他の世代よりも参考にしている
お店を検索する際に最も使われるのはGoogle検索、次いでGoogleマップ
お店を検索する際に使うツールを聞いたところ、トップがGoogleなどの検索エンジン、次いでGoogleマップなどの地図サービスであることがわかった。検索エンジンでも地図サービスでもGoogleがシェア1位を獲得しており、Googleの影響力が高いことがわかる。
Z世代ではSNSの割合が高いが、それでもGoogle検索のほうが使われている
10〜20代の若い世代に限ると、30代以上よりも「SNSでお店を探す人」の割合が多くなっている。ただし、Google検索がトップなのはZ世代でも共通であることがわかった。このデータを円グラフにしたのが、以下。
昨今よく言われる「Z世代はググらない」というのは必ずしも正しくなく、SNSと検索エンジンを併用してお店を探している、という検索行動が見えてくるとのことだ。
飲食店探しで「グルメサイト離れ」はまだ起きていない
飲食店を検索する際に使うツールを聞いたところ、トップはグルメサイト、次いでGoogleマップという結果に。「グルメサイトが使われなくなっている」という論調もあるが、まだまだ飲食店探しにおける影響力は絶大であることがわかった。
ただし、Z世代ではGoogleマップが優勢
一方、10代は「Googleマップ > SNS > グルメサイト」の順、20代は「Googleマップ > グルメサイト > SNS」の順となっており、若い世代はGoogleマップやSNSを活用している傾向にあるという。マーケティング施策を行う際には、ターゲットの年代に合わせて情報発信先を調整する必要がありそうとのことだ。
Z世代は、口コミを他の世代よりも参考にしている
微々たる差ではありますが、10〜20代の若い世代のほうが、口コミを参考にしていることがわかった。
口コミを読んだことで行動変化する(行くのを決める / やめる)という人は7割にのぼっており、今後もこの割合はデジタルリテラシーの高まりとともに増えていくことが予想される。
「口コミを普段からよく見る人」も、Z世代では半数を超える
10〜20代の若い世代では、「普段から口コミを見ている人」も半数を超えている。
Z世代は、口コミを書く割合も高い
10〜20代の若い世代のほうが、口コミを書く割合も高くなっている。
結論として、Z世代(10〜20代)は、中高年層と比較して口コミを参考にする割合が高く、今後、現在は若い「デジタルネイティブ」なZ世代が“多数派”の世の中になることから、口コミは今まで以上に重要になるだろうと考えられるとのことだ。
【調査概要】
調査時期:2023年5月9日〜2023年5月10日
回答者数:996名
調査対象:
[年齢]15歳以上 79歳以下の男女を、世代別人口構成比率に合わせてアンケート実施
[居住地] 北海道,埼玉県,千葉県,東京都,神奈川県,愛知県,大阪府,兵庫県,福岡県
調査方法:アンケートツール(Freeasy)を使用したインターネット調査結論として、Z世代(10〜20代)は、中高年層と比較して口コミを参考にする割合が高く、今後、現在は若い「デジタルネイティブ」なZ世代が“多数派”の世の中になることから、口コミは今まで以上に重要になるだろうと考えられるとしている。