三菱自動車、自動車リサイクル法に基づく再資源化等の2022年度実施状況を公表 特定3品目に要した費用総額は約14億円

MITSUBISHI MOTORS 三菱自動車

三菱自動車工業(以下、三菱自動車)は、自動車リサイクル法に基づき、2022年度における自動車シュレッダーダスト、エアバッグ類、フロン類の特定3品目の再資源化等の実施状況を公表した。

2022年度の実施状況の概要としては、ASRの引き取り量は148,236台分(21,896トン)で、21,198トンを再資源化した結果、再資源化率は96.8%となり、法定基準値(70%)を達成。

再資源化の状況(ASR)

エアバッグ類は113,220台分(425,224個)を引き取り、再資源化率は95.3%で、法定基準値(85%)を達成。フロン類の引き取り量は127,780台分(25,445kg)となり、適正に処理したという。

エアバッグ類・フロン類

これら特定3品目の再資源化等に要した費用総額は1,404,338,269円で、資金管理法人(公益財団法人自動車リサイクル促進センター)から払い渡しを受けた預託金総額は1,439,064,274円、全体収支は34,726,005円の黒字とのことだ。

資金管理法人から払い渡しを受けた預託金及び再資源化等に要した費用

また、2022年度は2021年度の黒字額117,136,650円のうち、56,378,823円を公益財団法人自動車リサイクル高度化財団(J-FAR)へ拠出し、30,400,000円を自動車リサイクルの高度化等に資する公益な社外との共同研究に活用しているという。

なお、今後の新型車についても、再資源化処理コストの低減を継続し、利用者のリサイクル料金負担の更なる低減を図っていくとのことだ。

三菱自動車は、自動車リサイクル法に定められた使用済自動車処理の、確実かつ効率的な実施に向けて、引き続き取り組んでいくとのことだ。

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