学情は、2025年3月卒業（修了）予定の大学生・大学院生を対象に、「応募前の動画視聴」について調査を実施し、結果を公表した。
インターンシップ広報解禁を迎えた2025年卒の学生は、Z世代と呼ばれる世代。Z世代は、デジタルネイティブな世代と言われており、情報収集においては企業からの広告よりも、SNSや動画での情報収集を好む傾向があると言われている。
就職活動の情報収集において、「動画での情報収集」はどの程度重視されているのかを調べるため、学情はアンケートを実施したとのことだ。
（1）インターンシップに応募する前後で動画を視聴したら、志望度が上がると回答した学生が7割超
インターンシップに応募する前後で動画を視聴したら、志望度が「上がる」と回答した学生は39.8％に上った。「どちらかと言えば上がる」35.3％を合わせると、動画視聴で志望度が上がるとした学生は75.1％に達している。
「より具体的にイメージができる」「情報が多いほうが、志望度が上がる」「インターンシップ応募前に企業の雰囲気や仕事内容を知れたら、インターンシップへの参加意欲がわきやすい」「動画視聴を通じて企業理解を深められると思う」といった声が寄せられたという。
一方、「動画のクオリティによると思う」「良い面を伝えるだけの動画よりも、企業のリアルを知れる動画を見たい」といった声も上がっているとのことだ。
（2）動画を視聴し、企業への関心が高まったことがあると回答した学生が7割に迫る
動画を視聴し、企業への関心が高まったことが「ある」と回答した学生は40.4％という結果に。「どちらかと言えばある」25.7％を合わせると、7割に迫る学生が動画視聴を通じて企業への関心が高まったことがあるとしている。
「企業の特徴が分かり興味を持った」「動画を見るまで知らない業界だったが、仕事内容をイメージできた」といった声が寄せられたとのことだ。
（3）動画を視聴し、企業の志望度が上がったことがあると回答した学生が6割超
動画を視聴し企業への志望度が上がったことが「ある」「どちらかと言えばある」と回答した学生は62.5％に上り、6割以上の学生が、動画を視聴し企業への志望度が上がった経験をしていることがわかった。
「企業の雰囲気や社風が、自身にマッチしていると感じた」「実際に働いている人のインタビューを見て、働くイメージが湧いた」「企業のビジョンが、自身の目標と合致していることが分かった」などの声が上がったとのことだ。
【調査概要】
調査期間：2023年6月2日～2023年6月13日
調査機関：株式会社学情
調査対象：「あさがくナビ2025（ダイレクトリクルーティングサイト会員数No.1）」へのサイト来訪者
有効回答数：551件
調査方法：Web上でのアンケート調査
＜参考＞
学情『応募前の動画視聴』