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JOSOLABは、全国の20~60代男女を対象に、「防菌対策」に関する調査を実施し、結果を公表した。
■新型コロナの影響で「防菌意識」はどのように変わった?
はじめに、新型コロナウイルスの感染が拡大したことで、どのくらい防菌意識が変化したのかについて調査。
「新型コロナウイルスの感染拡大で防菌意識に変化はあったか?」と質問したところ、「とても変化した」34.9%、「やや変化した」41.8%、「あまり変化していない」14.7%、「全く変化していない」8.6%という回答結果となった。
変化した(とても変化した、やや変化した)と回答した人の割合を合計すると8割近くになったことから、非常に多くの方の意識に変化があったことがうかがえる。
■感染拡大前後で比較・感染拡大後に増えた行動は「マスク」「手洗い」「除菌」
新型コロナによって、人々の意識がどのくらい変化したのかがわかったが、新型コロナの感染が拡大する前と後とで、具体的にどのように変わったのか。
「新型コロナウイルス感染拡大”前”の防菌対策として行っていたもの(複数回答可)」を質問したところ、「手洗い・うがいの実践」が59.4%と最も多く、次いで「マスクをつける」46.8%、「防菌・除菌・抗菌アイテムの使用」28.4%、「人混みや混雑を避ける」25.8%、「特に何もしていない」22.5%、「免疫力を高める」16.2%と続いた。
また、新型コロナの感染拡大後は、どのように変化したのか、「新型コロナウイルス感染拡大”後”の防菌対策として行っていたもの(複数回答可)」も質問。
「マスクをつける」が83.2%で最も多く、次いで「手洗い・うがいの実践」75.2%、「防菌・除菌・抗菌アイテムの使用」60.7%、「人混みや混雑を避ける」60.1%、「免疫力を高める」27.8%、「特に何もしていない」7.3%と続いた。
新型コロナウイルス感染症の主な感染経路は「飛沫感染」であることから、マスクをつけるといった対策を行った人が多く、また「接触感染(経口感染)」にも注意が必要なため、手洗いやうがいに加えて、防菌や除菌、抗菌アイテムの使用といった対策を行う方が増えたということがわかった。
特に感染拡大前は3割程度と低かった「防菌・除菌・抗菌アイテムの使用」は、60.7%と激増する結果となっている。
■ついに解禁されるマスク”なし”生活。しかし、3割前後は今後も「常に着ける」と回答
2023年3月13日から、原則でマスク着用の判断は個人に委ねられることとなったが、それぞれの年代ではどのように考えているのか、「2023年3月13日以降のマスク着用について、どのように考えているか」と質問したところ、年代別の結果は下記の通りとなった。
●20代/常に外す:3.4%、状況に応じて着けたり外す:62.3%、常に着ける:34.3%
●30代/常に外す:7.2%、状況に応じて着けたり外す:58.4%、常に着ける:34.4%
●40代/常に外す:6.9%、状況に応じて着けたり外す:63.9%、常に着ける:29.2%
●50代/常に外す:3.4%、状況に応じて着けたり外す:65.2%、常に着ける:31.4%
●60代/常に外す:2.4%、状況に応じて着けたり外す:76.1%、常に着ける:21.5%
調査の結果、年代によって明確な差異は見られず、「常に着ける」と回答した人の割合は3割前後となっている。
どの年代においても「状況に応じて着けたり外したりする」と回答した人の割合が6割~7割程度となったことから、感染状況の様子を見ながら慎重に、という人が多いのではないかと同社は考察している。
【調査概要】
【調査期間】2023年3月8日~2023年3月9日(
【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「RRP」によるインターネット調査
【調査人数】1,078人(20代:208人/30代:225人/40代:216人/50代:216人/60代:213人)
【調査対象】調査回答時に全国の20~60代男女と回答したモニター
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
<参考>
JOSOLAB『「防菌対策」に関する調査』