ナビタイムジャパンは、配達員の業務をサポートする配達専用アプリ『配達NAVITIME』が、自転車と原付バイクのナビゲーションに対応したと発表した。これにより、設定画面にて「配達車両」(自動車/原付バイク/自転車)を選択でき、各車両にあったルート検索・ナビゲーションが可能となるとのことだ。
自転車用ルートでは、高速道路や自動車専用道路など自転車の交通規制を考慮し、自転車が通れる道だけを使った自転車専用ルートが検索可能。また、小回りが利く車両特性や安全面から、大通りを避けた「裏道優先」ルートも提案するという。
原付バイク用ルートでは、原付一種と原付二種に対応し、アンダーパスやトンネル、高速道路など原付バイクでは基本的に走行できない道を避けるなど、原付バイク専用ルート検索・ナビゲーションが可能。排気量別の規制も考慮しており、原付一種設定の場合は排気量50cc以下通行禁止を通らないようにし、原付二種設定の場合は小型自動二輪車に合ったルートに対応している。
また、二段階右折の有無を音声と地図上の標識アイコンで案内し、視覚的にも判断できるよう工夫しているという。3車線以上の道路や二段階右折の標識が設置された交差点では、二段階右折の音声案内と地図上のアイコンで案内。二段階右折禁止の標識にも対応し、二段階右折をする必要がない交差点もわかるようにしているとのことだ。
そのほか、「配達リスト」に登録をしなくても、配達先を入力してすぐにナビゲーションを開始できる機能も新たに追加。
ナビタイムジャパンは、出前やフードデリバリーなど自転車やバイクによる宅配需要が増加していることから、これら新機能に対応したとしている。