2023年夏休みの海外旅行、昨年比2.5倍程度の回復見込む旅行先は「韓国・ソウル」が人気令和トラベル調べ

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令和トラベルは、2023年の夏休みシーズン（7月-9月）に日本から海外に出国する日本人の渡航者数がどう推移するのかの予測値を発表した。

さらに、「NEWT（ニュート）」のSNSアカウントを用いて、この夏の海外旅行の意向を調査としてアンケートも実施したとのことだ。

令和トラベルは調査の結果、今年の夏休み期間（7-9月）は、2019年度比約50%の水準まで回復するのではないかと予測している。

3月から日本国内でもマスクの着用が個人の判断となり、長かった私たちのコロナ生活にも変化が訪れ、5月には日本政府より新型コロナウイルスに関する水際措置の終了も発表。事実上コロナ前と同じ条件で海外旅行に行ける状況となった。

それを受け、日本人に人気の韓国旅行を中心に海外旅行は確実に回復の時を迎えており、こうした流れを受け、海外旅行全体としても今年の夏休み期間（7-9月）には、昨年の2.5倍程度の回復度合いにまで戻るのではないかと同社は予測している。

1．旅行先は「韓国・ソウル」が圧倒的人気。アジアを中心にリゾートも注目を集める。

目的地別ランキングでは、1位「ソウル（韓国）」2位「バンコク（タイ）」3位「ホノルル（ハワイ）」とかねてより日本人に人気の高い国が上位にランクイン。4位以降では、主に安近短（費用が安く、距離が近く、日程が短いこと）で気軽に楽しめる旅行先が人気となっている。

特に、韓国は2022年8月にビザなしでの渡航が可能となって以降、問い合わせが急増、NEWTでもっとも人気の高い目的地となっています。

2．出発日にはばらつきが。休日とつなげられる木曜、金曜が人気。

出発日では「7月14日」「8月24日」「7月15日」が上位3位にランクインし、7月中旬の3連休が人気を集めた。この期間の予約の大半を女性、旅行人数は2人が多数を占めていることから「女子少人数旅」の需要の高さが見られるという。年齢層は20代～60代と幅広い層での予約が入っているとのことだ。

この夏の海外旅行に行く予定があるという人は32%となり、検討中の人と合わせると53%と半数以上の人がこの夏海外旅行を視野に入れていることがわかった。

昨年の調査では、行く予定があると回答した人は18.2%であったため、この1年間で海外旅行に対する意識に大きな変化があったことがわかる。また、悩み中・検討中という人も4割弱いることから、今後の円安・燃油などの状況等によっては、海外旅行市場が大きく動く可能性もあると同社は考察している。

また、海外旅行に行く予定があると回答した人へ、ひとりあたりの予算感を調査したところ、10万円未満が39%、10万~20万円未満が36%、20万~30万円未満が11%、30万円以上が14%という結果となった。

昨年と同様に20万円未満での旅行を検討する人が大半を占め、目的地としても費用を抑えられるアジアなどの近隣諸国が人気を高めている。円安などの状況に変化があれば、より目的地の幅も広がると同社は予想。

さらに、海外旅行に行く予定があると回答した人へ、海外旅行は誰と行く予定なのか質問したところ、ひとり旅が26%、友人や恋人（2人）が48%、グループ（3人以上）が8%、家族が18%となった。

昨年は、ひとり旅が33.3%だったのに対し、今年は26%まで減少。加えて、グループ旅行や家族旅行といった複数人での旅行は伸び悩みをみせる結果となっている。

【調査概要】
【速報】NEWT夏休み旅行予約ランキング
算出日：2023年6月9日
対象：『NEWT（ニュート）』にて対象範囲日のツアー申し込み者
対象範囲：帰国日が2023年7月15日以降、出国日が9月30日まで
対象商品：パッケージツアー

夏休みの海外旅行の意向調査
実施期間：2023年6月9日-6月11日
実施アカウント：Twitter、Instagram
有効回答数：計879

＜参考＞
令和トラベル研究所『2023年夏休み海外旅行の回復予測』

2023年夏休みの海外旅行、昨年比2.5倍程度の回復見込む　旅行先は「韓国・ソウル」が人気　令和トラベル調べ