JR西日本は、中国電力(以下、中国電力)と同社専用の太陽光発電設備を設置し、再生可能エネルギー由来電力(以下、再エネ電力)の供給を受けるオフサイトPPAを締結したことを発表した。
これにより、2027年度末までに同社が運行する新幹線の列車運転用電力全体の約10%を再エネ電力化することになるとのことだ。
同社グループは、環境長期目標「JR西日本グループ ゼロカーボン2050」を策定し、2050年にJR西日本グループ全体のCO2排出量「実質ゼロ」をめざしており、同件はその目標達成に向けた取り組みの一つとしてる。
■概要
1.供給対象場所
岡山県、広島県、山口県の新幹線用変電所
2.再エネ電力導入量
同社が運行する新幹線の列車運転用電力全体の約10%
3.CO2排出削減量
2027年度末時点で、年間約61,000トン(約2万世帯分)のCO2排出量が削減予定。
※2021年度の電気事業者別排出係数の全国平均で算出
4.供給開始時期等
2023年7月より順次開発・供給が開始され、段階的に拡大。2027年度末までに同社の新幹線運転用電力の10%規模となる予定。
同社は今後も、環境長期目標達成に向け、様々な取り組みを進めていくとのことだ。