ユーグレナは、同社が製造・販売する国産SAF「サステオ」を、航空自衛隊岐阜基地の戦闘機F-2、F-15の2機体に給油し、使用されたことを発表した。国内の戦闘機にSAFが使用されるのは初となる。
「サステオ」は、使用済みの食用油と微細藻類ユーグレナから抽出されたユーグレナ油脂等を原料に製造した純バイオジェット燃料を、従来の石油系ジェット燃料と混合して製造した環境負荷の低い燃料。
燃料の燃焼段階ではCO2を排出するが、原材料である植物とユーグレナが成長過程で光合成によってCO2を吸収するため、燃料を使用した際のCO2の排出量が実質的にプラスマイナスゼロとなる、カーボンニュートラルの実現に貢献すると期待されているという。
今回、岐阜基地にてF-2とF-15の2機種に合計5KLのサステオが給油されたとのことだ。