ゴールドウイン、服のリサイクル活動「GREEN CYCLE」で約13トンの服を回収 リサイクルに対する消費者の意識向上を図る

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ゴールドウインは、事業を通じた環境保存の取り組みとして、服のリサイクル活動「GREEN CYCLE(グリーンサイクル)」を実施しており、2022年度(2022年4月~2023年3月)は、同活動により12,591.5キログラム(約13トン)の服を回収したことを発表した。

服のリサイクル活動「GREEN CYCLE」

6月は、6月5日の「世界環境デー」をきっかけに、世界各国で環境保存の重要性を認識し、行動の契機になる様々な取り組みを行う「環境月間」。

ゴールドウインは、「GREEN CYCLE」としてメーカー・ブランド、質・状態にかかわらず服を回収し、新たな製品の原料にリサイクルする取り組みを2009年から実施している。

2022年度は、昨年度より導入店舗が10店舗増え、全国の同社直営店167店舗(2023年3月末時点)と、同社が特別協賛する「富山マラソン」で服のリサイクルに対する意識を高めてもらうことを目的に行った、「富山マラソンTシャツリサイクルプロジェクト」を実施。

また、同社がオフィシャルサプライヤーを務めるカターレ富山との取り組み「GREEN PROJECT(グリーンプロジェクト)」の一環として、ホームゲーム会場にて年間10回の服の回収を実施したとのことだ。

回収重量12,591.5キログラムは、二酸化炭素の発生量に換算すると94,688.1キログラムとなり、杉の木6,763本が1年間に吸収する二酸化炭素量に相当。

また、全体の回収重量のうち668キログラムは「富山マラソンTシャツリサイクルプロジェクト」、1103.9キログラムは「カターレ富山 GREEN PROJECT」で回収されたという。

回収した服のうち、ポリエステルやナイロン製のものは高純度の原料に戻すケミカルリサイクルを行い、ダウンウエアは新たなダウン製品の原料とするとのことだ。

「GREEN CYCLE」概要

「GREEN CYCLE」は、同社が目標とする、二酸化炭素排出量の削減や2030年までに環境負荷低減素材を使用した製品比率を90%に引き上げる方針のもと、循環型社会の実現に向けた活動となっている。

【ゴールドウイン「GREEN CYCLE」概要】

■回収対象:
ゴールドウイン製・他社製の服
(下着、靴、靴下、帽子、手袋などのアクセサリーは回収しておりません)

■実施店舗:
ゴールドウイン直営店167店舗

■リサイクルの流れ:
1.不用になった服を、同社直営店の受付店舗に持ち込み回収。
2.回収した服を仕分けした後、各パートナー企業(JEPLAN、河田フェザー)に発送。
3.リサイクルやリユースなど、状態や用途に合わせて活用。

■2022年度回収重量:
12,591.5㎏(昨年9,429㎏)

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