セブン&アイ・フードシステムズは、ロイヤルホールディングス、SRSホールディングス、日本ホテル、京王プラザホテル、アレフおよび東京都杉並区と共同で、環境省「令和5年度食品廃棄ゼロエリア創出モデル事業等」に応募し、「mottECO導入モデル事業」として採択されたことを発表した。

今回採択されたのは、「自治体・事業者連携によるmottECO導入、普及推進事業」で、「食品ロス・食品廃棄物削減」という社会課題について、競合の垣根を超えた複数の事業者と自治体が連携し、mottECO普及を目的としたコンソーシアムを結成、mottECOの拡大を通じその解決を図るもの。

mottECO事業は以下の3つを骨子として推進されるという。

1.自治体+事業者という連携スキームを活かしたmottECO実践店舗の量的拡大。
2.既存の容器、ツールも有効活用したmottECO事業としての、食べ残し持ち帰り啓発の拡大。
3.継続的なmottECO推進事業者ならではの発信による普及啓発事業

具体的には、6社が運営する各店舗で、利用者が食べ切れない料理の持ち帰りを希望した場合、安全に食べてもらうための注意喚起チラシと容器を渡し、自身の責任で持ち帰ってもらうことで、「食べ残したものは自分の責任で持って帰る文化」の普及と啓発を図るものとしている。

セブン&アイ・フードシステムズでは、2021年度、環境省から「自己責任による食べ残し持ち帰り=mottECO(モッテコ)」が発信されたことを受け、運営する「デニーズ」と、同業態の「ロイヤルホスト」と共同でその導入、普及促進の取り組みを開始。

昨年度、和食ファミリーレストラン「和食さと」、「ホテルメトロポリタンエドモント」などを運営する日本ホテルが加わり、実施を750店舗まで拡大してきたという。

今年度、さらに同取り組みに賛同したハンバーグレストラン「びっくりドンキー」、ホテル業態の「京王プラザホテル」および自治体として、域内の飲食店でmottECO普及に力を入れる東京都杉並区が参加したとのことだ。

企業別実施ブランド他

なお、同事業についての実施期間は2023年5月30日~2024年2月29日までとなっている。

■mottECO普及啓発イベントの開催

同モデル事業採択を受け、事業骨子にある「mottECO推進事業者ならではの発信による普及啓発事業」の一環として、mottECO普及コンソーシアム主催によるイベントを開催。

【イベント概要】
名称:~食べ残しをなくそう!~食品ロス削減「mottECO(モッテコ)」FESTA2023
日時:2023年7月24日11:00~14:00
会場:ホテルメトロポリタンエドモント2階、宴会場(悠久・波光・薫風)
所在地:東京都千代田区飯田橋3-10-8(飯田橋駅・水道橋駅下車)
主催:mottECO普及コンソーシアム2023
内容:
●関係省庁、有識者、事業者、等によるパネルディスカッション
●食品ロス削減をテーマとした講演会
●もったいないメニューの試食
●関係省庁、自治体、事業者、大学、業界団体等による食品ロス削減紹介のブース出展ほか
費用:参加無料