【ヴィーガンのベーカリー】広めることもSDGsへの貢献になる|雪見みとのサステナブック

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日々の暮らしのなかにあるサステナビリティを紹介する特集「サステナブック」。第1回に登場するのは、俳優の雪見みとさん。SDGsに関する番組出演をきっかけにサステナビリティを意識するようになったという雪見さんが、環境に配慮し卵や乳製品を使わないヴィーガンパンのお店を紹介。

【プロフィール】
雪見みとさん
兵庫県出身。 学生時代、透明感のあるカリスマ被写体モデルとして、SNSで人気となりテレビ番組で特集が組まれるなど話題殺到。 2021年 Vaundy「life hack」MVに出演 。2022年、BS12「SDGsらぼ」にて初のナビゲーターを務め、短編映画 純猥談「いつか回り回って恋人に戻れたら幸せです」ではヒロインに抜擢。2023年、テレビ東京 ドラマ25「クールドジ男子」に出演、主演映画の公開も控えているなど注目の若手女優。

環境に配慮した100%ヴィーガンのベーカリー

——今回ご紹介いただく商品・サービスについてお聞かせください。

私が紹介したいのは、地球にも体にもやさしいヴィーガンパンのお店「Te cor gentil(テコール ジャンティ)」です。ヴィーガンと聞くと動物由来の食品を使わないため、プレーンなイメージがあったのですが、見た目もかわいく、卵や乳製品を使わずにここまでおいしくできるんだ!と驚いたパン屋さんです。

この代替品には、大豆やアーモンド、ココナッツなどを原材料とするプラントベースの食材を使っているみたいです。

——おすすめを教えてください。

『ピスタチオクロワッサン』です。サクサクのクロワッサンの中にピスタチオのクリームがたっぷり入っているんですけど、乳製品のしつこさもなくサラッと食べれました。美味しくて、言われなかったら、ヴィーガンパンだともわからないくらいです。

——利用してみようと思ったきっかけを教えてください。

散歩をしていたら、おしゃれなお店を見つけて、入ってみたらヴィーガンパンのお店でした。私はヴィーガンではありませんが、ヴィーガンというものを意識するようになったのは、私がナビゲーターを務めている番組「SDGsらぼ」にてヴィーガンの方に出会ったことがきっかけです。

ヴィーガン食が世界の主要地域に広まると、2050年までに温室効果ガスの排出を約70%削減できると言われているようです。この温室効果ガスを一番排出しているのが実は牛のゲップで、車の排気ガスよりも多いという事実を知ったのも衝撃的でした。

そのヴィーガンの方は、一日一食をヴィーガン食にするといった少しの意識を持つだけでもいいとおっしゃっていて、環境に対しての配慮になることも知ったので、私もたまにヴィーガン食にしたりヴィーガンのものを見かけたら手に取ってみたりしています。

ヴィーガンの方や乳製品にアレルギーがある方も、こういうお店があることで、選択肢の幅が広がって、楽しむことができるというのは素敵だなと思います。

(※)出典:Oxford Martin School University(https//www.oxfordmartin.ox.ac.uk/news/201603-plant-based-diets/

——サステナブルなモノ選びをすることで、何かご自身に変化はありましたか?

興味を持って知ることで、ヴィーガン、そしてSDGsやサステナブルなどの言葉が無意識に目に入るようになりました。それにより、自然と物事の選択肢が広がっている気がします。

私なりのサステナビリティ

——サステナブルな取り組みをしている企業やサービスを意識しますか?気になる取り組みがあったら教えてください。

若い女性に人気のアパレルブランドのMOUSSYが、あらゆる環境に配慮したサステナブルブランドを出していました。「その服いいね!」と言われたときに「実はこれサステナブルな服なんだよ」と、オシャレをきっかけにSDGsについて話せたら素敵だなと思います。

——生活のなかで、ご自身が意識して取り組んでいるサステナビリティはありますか?

フードロスです。賞味期限の早いものから買うようにしています。すぐに食べられないときは冷凍保存するなどして、食べ物を捨てないように心がけています。

——普段からサステナビリティに関するニュースやトピックは意識していますか?またどのように情報収集していますか?

受動的にはなるんですけど、お店のポップとかで“こういう取り組みをしています”という表示や電車の企業広告でもSDGsの目標を掲げているものを見るので、そこで気になった企業や取り組みについては情報収集をしています。

——今後、私たちはサステナビリティとどのように向き合うべきだと思いますか?

サステナビリティに対する知識を増やすことによって、日常のなかで思いやりのある選択ができるようになるはずです。まずは「知ること」「意識すること」が大切ではないでしょうか。商品選びでいえば、サステナブルなものはまだ高めなものが多いのですが、世の中にサステナブルな選択肢がもっと増えればいいなと思います。

そして、自分の好きなものからサステナビリティやSDGsに興味を持ってもらえたら嬉しいです。パンを好きな人が、ヴィーガンパンのお店があるのだと知ることも、そのひとつ。私の仕事は伝えることなので、自分が直接行動することもそうですが、広めることもサステナビリティへの貢献につながると考えています。

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