リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、首都圏・関西圏・東海圏での外食を伴う出会いの方法についてアンケートを実施し、結果を公表した。
<調査結果要約>
POINT1.コロナ禍中に「合コン」が激減していた。「アプリ」は存在感を増す
●配偶者やパートナーと出会う方法について、コロナ禍以前の利用率が最も高かったのは「外食での合コン」で10.8%(広義の外食での合コンや婚活パーティー等の利用率を合算した「合コン類・計」では13.5%)。しかし、コロナ禍以降では同2.2%(「合コン類・計」4.0%)と激減。
●パートナーを探していたことがあった人に限ると、「合コン類・計」の利用率は32.1%(コロナ禍以前)、14.4%(コロナ禍以降)。
コロナ禍以降で最も利用率の高い方法は「アプリ等での外食をきっかけとするマッチング」16.2%で、次いで「アプリ等での外食以外をきっかけとしたマッチング」12.2%、「外食での合コン」は8.6%で利用率4位。若年層で「アプリ等での外食をきっかけとするマッチング」の利用率が高いことがうかがえる。
POINT2.「合コン類・計」での利用飲食店ジャンル、「居酒屋」が利用率最高で56.5%
●「合コン類・計」利用者の、利用した飲食店のジャンルは、1位「居酒屋」で56.5%、2位「フレンチ・イタリアン料理店」で29.1%、3位「レストラン、食堂、ダイニング」で25.6%という結果に。
●そのうち、出会いに有効であった飲食店のジャンルは、1位「居酒屋」65.1%、2位「喫茶店・カフェ」61.4%、3位「フレンチ・イタリアン料理店」60.7%。利用率の高い出会い方法がおおむね有効率も高い傾向であり、同社は、居酒屋は合コンの王道と言えそうだとしている。
POINT3.コロナ禍をきっかけに、配偶者やパートナーの存在をより大事に考えるようになった38.1%。女性20~50代では、相手を知る方法として外食や飲酒が有効との認識が強い
●コロナ禍をきっかけに、配偶者やパートナーの存在をより大事に考えるようになった「当てはまる」「どちらかというと当てはまる」・計38.1%、「どちらかというと当てはまらない」「当てはまらない」・計29.2%を上回る。
●相手をよく知る方法として、外食や飲酒は有効と思うかどうかを尋ねると、外食「当てはまる・計」58.4%、飲酒「当てはまる・計」47.1%、どちらも「当てはまらない・計」を上回る。女性20~50代は「当てはまる・計」が6割台(外食)、5割台(飲酒)と有効性の認識が強い。
【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査対象:首都圏、関西圏、東海圏に住む20~69歳の男女(マクロミルの登録モニター)
調査時期:2023年3月31日~2023年4月10日
配信数:12,844件
回収数:10,114件(回収率78.7%)
有効回答数:10,103件
調査機関:アール・ピー・アイ
<参考>
ホットペッパーグルメ外食総研『首都圏・関西圏・東海圏での外食を伴う出会いの方法』