キリンビバレッジ、神奈川県・湘南工場でPPAモデルの太陽光発電電力を導入へ 温室効果ガスの排出量を年間約560トン削減

キリンホールディングスのグループ会社であるキリンビバレッジは、再生可能エネルギーによる事業運営を推進するため、キリンビバレッジ湘南工場において、PPA(※)モデルによる太陽光発電電力を2024年5月より導入・稼働開始予定であることを発表した。

湘南工場でPPAモデルの太陽光発電電力を導入へ

今回導入するPPAモデルは、JFEエンジニアリングの子会社であるアーバンエナジーがPPA事業者となり、キリンビバレッジ湘南工場に大容量の太陽光発電設備を設置し、そこで発電された電力をキリンビバレッジが購入・活用するもの。

同取り組みにより、年間約560トンのGHG(温室効果ガス)排出量を削減するとともに、キリンビバレッジ湘南工場の使用電力の再生可能エネルギー比率は現状の約26%から約29%に向上する見込みとのことだ。

キリンビバレッジ湘南工場は、2022年に100mlペットボトルを含む小型ペットボトル飲料の供給体制を整えるため、設備投資を行ってきたという。これにより、湘南工場全体の年間生産能力は従来の約1割増となる約4,000万ケースに拡大。

湘南工場は2023年6月に操業開始から50周年を迎え、今後も利用者の毎日においしい健康を届けるため、今後さらに進化していく予定とのことだ。

(※)PPA:Power Purchase Agreement(電力購入契約)の略であり、PPAモデルとは、PPA事業者が電力需要家の敷地や屋根等に太陽光発電設備を無償で設置し、そこで発電した電力を電力需要家に販売する事業モデル

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