青山商事は、長崎県島原市に「防災毛布(災害支援用リサイクル毛布)」100枚を寄贈すると発表した。6月2日に島原市役所にて贈呈式が行われる予定とのことだ。
青山商事は2018年から、下取りしたスーツの一部を再利用して防災毛布を作製している。これまでに国内計5自治体に寄贈しており、今回は初めて長崎県の自治体に対する取り組みとなる。
島原市は、半島という地理的特性があるとともに、1991年から数年にわたる「雲仙普賢岳の噴火災害」を経験した経緯から、災害対策を強化している。
青山商事は、エコ活動の一環として「洋服の青山」「ザ・スーツカンパニー」などで下取りサービスを行っており、回収した衣料品は海外への再利用や車の断熱材、荷物の緩衝材などにリサイクルされているという。
2018年からは、自然災害の増加を踏まえ、防災毛布へのリサイクルも開始。大規模な自然災害の経験がある地域、物資の供給が困難な離島や遠隔地、そして青山商事の店舗が存在する地域を対象に、防災毛布の寄贈活動を行っているとのことだ。