スギ薬局、トラック予約受付サービス「MOVO Berth」の導入により荷待ち時間削減に成功 物流管理を一元化

Hacobu(ハコブ)は、スギ薬局がHacobuのトラック予約受付サービス「MOVO Berth(ムーボ・バース)」を導入したと発表した。これにより、自社運営の物流センターおよび外部に運営を委託する全16センターについて、統一されたKPIに基づいて管理し、物流業務の待機時間を削減することが可能となったとのことだ。


スギ薬局、MOVO Berthを全センターに導入

これまで、スギ薬局では物流センターで2時間以上の長時間待機が発生していたが、その具体的な課題を正確に把握する方法がなかったという。

そこでスギ薬局は、「MOVO Berth」の導入を決定。これにより、全センターの情報を集約し、統一KPIで管理・改善できる体制が整ったほか、業務が標準化され、一つのセンターの改善事例が他のセンターにも展開しやすくなったとのことだ。

品質と効率を改善する5つのKPIを設定

最初に導入した大府センターと豊川センターでは、それぞれ全台数の約19%、13%だった「2時間以上待機する車両」が、導入直後にはそれぞれ2.5%、0.4%まで減少。さらに、2022年度には「30分以上の待機車両」が全体の0.34%にまで抑えられたという。

また、MOVO Berth導入により、車両の入場時間と台数を朝の時点で把握できるようになり、残業の予定やスキルを加味した人員の配置が可能になったとしている。

全国16センターの情報を集約し、待機削減などの物流改善に成功
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