5月16日、Forbesが「グーグルの「生成AI検索」がニュースサイトを破壊する」という記事を公開している。

Googleは先週、年次開発者向け会議「Google I/O」でさまざまなAI関連のサービスやツールを公開。またアップデートを多数発表した。

その中で発表されたアップデートのひとつに、検索結果への生成AI導入があった。これまで検索を行うと「10個の青いリンク」として知られるリスト形式の検索結果が出てきたが、新たにAIで生成される文章による結果も上部に表示されるようになる。

Forbesの指摘は、この機能が利用されるようになれば、ユーザーは実際にその情報が含まれているサイトを訪問する必要がなくなり、サイトに掲載している広告で収益を得ているパブリッシャーは生きていけなくなるだろう、というものだ。

Googleは透明性を保つために情報の出典元を明示し、リンクがクリックされるというが、多くの人がwikipediaの一番下にあるリンク集をクリックしないように、大多数のユーザーは出典をクリックすることはないと思われる。

そのため、多くのパブリッシャーがコンテンツを有料化して収益を確保しようとすると同誌は指摘。一方で、サブスクリプションやGoogle以外のプラットフォームからの流入に頼ることが、パブリッシャーの生き残りにつながるかは不明、とした。