MERは、家庭のゴミ集積所に自治会と一般企業が共同で設置するゴミ箱「広告型ゴミステーション」を開発したと発表した。
「広告型ゴミステーション」は、アルミフレームにグリーンのネットをかけたゴミ箱に可燃ゴミなどを入れることができ、ふた付きでカラスや猫が入り込めないため、衛生的で環境にも良く住民や自治会の悩みをいっきに解決できる開閉式ゴミステーション。
また、ゴミ箱の最上部に企業広告を入れることで、ゴミ箱設置の無料化を実現しているという。
企業は広告により長期的で持続可能な地域貢献と企業ブランドの浸透、イメージアップをはかることが可能となり、自治会は費用負担することなく住民の悩みを解決する革新的なビジネスモデルとしている。
■広告型ゴミステーションの仕様
アルミ製フレームにグリーンのネットが付き、底の部分がないのでゴミ出しのない時は、折りたたんでスペースを取らないのことが特徴。また、サステナブルな取り組みとしてライフサイクル全体を視野に環境負担の小さい再生可能な部品・資材で製品を開発。
「広告型ゴミステーション」一台の大きさは高さ74センチ、幅156センチ、奥行き67センチ、折り畳むと奥行センチ程になる。ゴミ袋の投入可能数は1台あたり22〜27袋(20ℓの場合)、10〜12袋(45リットルの場合)の大容量。
広告デザインから設置、定期点検までMERが行い、損害保険にも加入するので安心して利用できるとのことだ。
なお、「広告型ゴミステーション」は埼玉県の一部の地域で先行して開始していたが、新聞等で取り上げられるなど話題になったことを受け、今後は全国展開を予定しているという。
まずは1都3県で6月から広告企業を募集するとのことだ。詳細は以下の通り。
【広告主様募集内容】
●東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県の自治会に設置希望する企業
●地域貢献とサステナブルな取り組みに賛同する企業
●2023年6月より募集開始
●月額7,500円~設置可能
同社は、地域貢献、環境美化、QOL(生活の質)の向上、広告企業のブランド認知と良い循環が広がるよう取り組んでいくとのことだ。